【価格は1,500万円】レクサス新型LM500hの3列6人乗りが2024年5月9日に発売スタート!車内は確かに豪華だが、3列目はアルヴェル同様に残念仕様のようだ

トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアと差別化された3列6人乗りは、かなり魅力的な一台だ

2023年12月下旬、レクサスのフラッグシップ・ピープルムーバーのフルモデルチェンジ版・新型LM500h EXECUTIVE 2列4人乗り[4WD]が発売されて5か月近くが経過しましたが、今回新たなグレードが追加されました。

2024年5月9日、トヨタ/レクサスの公式プレスリリースより、3列6人乗りとなるLM500h version L[4WD]が新たに追加発売されました。

このモデルは、トヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)の最上位グレードとなるEXECUTIVE LOUNGEのレクサス版で、アルヴェルには設定されていない排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+デュアルブーストハイブリッドを組み合わせたグレードとなります。


見た目はLM500h EXECUTIVEと特に大きな違いは無し

こちらが今回、新たに追加された3列6人乗り仕様の新型LM500h version L。

ボディサイズは、2列4人乗りと変わらず全長5,125mm×全幅1,890mm×全高1,955mm、ホイールベース3,000mmですが、レスオプションとなる17インチを装着すると全高は1,945mmに低くなります。
※19インチタイヤホイールが標準装備

特にエクステリアでの違いはなく、やはり一番の違いは車内のシートレイアウトやデザインといったところでしょうか。

大きな違いはインテリアのレイアウトやデザイン

こちらが3列6人乗りのLM500h versioin L。

2列4人乗りと大きく異なるのは、2列目キャプテンシートの形状が異なることはもちろんのこと、1列目と2列目のパーティションや48インチ巨大モニターが搭載されていないこと。

2列目シートに搭載されたリモートタッチパネルは、アルヴェルのEXECUTIVE LOUNGEと共通になります。

LM500hのエントリーグレードとはいえども、レクサスのラインナップモデルでは上級グレードになりますし、2列目シートのラグジュアリー感はさすが。

ちなみにレクサスは、3列6人乗りのLM500hに対して、以下のポイントを紹介しています。

開放感・見晴らしに配慮しながら、前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重した、リラックスできる空間を追求しました。

2列目シートには左右席それぞれにマルチオペレーションパネルを装備、後席オーバーヘッドコンソールは3列目シートからの使用性にも配慮しました。

助手席のヘッドレストは前方可倒、上下調整が可能。後席の開放感と見晴らしに配慮した、より快適な空間づくりに寄与します。

乗員に最適な車内環境の実現をサポートする「リヤクライメイトコンシェルジュ」は、エアコン/シートポジション/サンシェード/照明などを統合制御。

4種類のプリセットモード(Dream/Relax/Focus/Energize)に加え、乗員の好みに応じてカスタマイズできるモードも用意し、より快適な空間を提供します。


[プリセットモード]

・Dream:足を中心に全部位を温める空調と明るさを落とした空間で、至福の時を演出

・Relax:足を中心に全部位を温める空調と安らぎを感じる照明で、くつろぎの空間を演出

・Focus:顔を中心に上半身を冷やす空調と爽やかな照明で、集中しやすい空間を演出

・Energize:シートヒーターのオン/オフを繰り返す温熱刺激と高揚感が高まる照明で、活力がわく空間を演出

なお3列6人乗りでは、シートカラーに「ソリスホワイト」と「ブラック」の2色を設定し、ソリスホワイトを選択した場合は、直近の新型車では定番になっているカッパーアクセントを加味。

一方のブラックを選択した場合は、ダークグレーのアクセントが加味されます。

3列目の格納方法はトヨタ・アルファード/ヴェルファイア同様に残念仕様

そして個人的に超絶残念に思ったポイントが、3列目の格納方法。

これは、トヨタ新型アルファード/ヴェルファイア同様の跳ね上げ構造を継承していて、おまけにベルトとアタッチメントで固定する旧式構造。

しかも3列目は前後スライドが可能になっているために、3列目を展開する際には、床面との嵌め合いが上手くいかずに傷だらけになるリスクも…

この点はレクサスとトヨタで差別化してほしかったポイントですが、間違いなくこの個体を購入した多くのオーナーが「3列目シートが嵌まらない(展開できない)!」と困惑するのではないかと予想されます。

2ページ目:LM500h version Lの後席はかなり豪華!気になる価格は?