えっ、そうなの?フルモデルチェンジ版・日産の新型エルグランド(E53)が2023年10月にデビューとの噂。トヨタ新型40系アルヴェルやホンダ新型オデッセイにどう対抗する?

(続き)日産の新型エルグランド(E53)のパワートレインや予防安全装備は?

引き続き、日産の新型エルグランド(E53)に関する噂を見ていきましょう。

新型エクストレイルe-POWER(T33)と同じパワートレインが搭載される?

続いてもう一つ気になるのが、次期エルグランド(E53)のパワートレイン。

現行E52型では、排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンを搭載するハイエンドモデルと、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するエントリーモデルの2種類がラインナップされています。

しかし次期E53型では、新型エクストレイルe-POWER(T33)と同じダウンサイジング化された排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン+シリーズハイブリッドのe-POWER一択である可能性が高いとのことですが、そうなると現行モデルよりも大幅に価格アップにつながると思いますし、新型セレナ(C28)同様に価格帯を抑えたガソリンモデルを設定してくるのでは?とも予想してみたり。

ちなみに競合モデルの(2024年)ホンダ新型ステップワゴンは、排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEVの一択のみですが、トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアは、それぞれにガソリンとハイブリッドをラインナップし、更に2024年以降にはプラグインハイブリッド(PHEV)の設定もあるとのことから、より多くのユーザーのニーズにマッチしたラインナップを提供していく予定です。

こうしてみると、エルグランドのシリーズハイブリッド一択は、ある意味割り切った(ユーザーをかなり限定させる)モデルになることが予想されます。

そしてもう一つは納期問題ですが、エクストレイルe-POWER(T33)/セレナe-POWER(C28)でもおわかりの通り、e-POWERモデルの納期が最大半年以上になっていることを考えると、エルグランドでも同じことを繰り返すのではないか?という不安もあったり。


やはり日産が一番優位に立てるのはプロパイロット2.0か

最後は、既にセレナe-POWER LUXION(C28)でも設定されているハンズオフ運転を可能としたプロパイロット(ProPilot)2.0。

この機能に関しては、競合のアルファード/ヴェルファイアやオデッセイでは到底太刀打ちできないレベルの完成度の高さと快適性を有しているため、ドライバーズカーという視点でみれば間違いなくおススメしたいポイント。

ただ、頻繁的な高精度地図更新が必要となるため、そのためにNissan CONNECT×プロパイロット2.0に加入することで、年会費2万円以上を支払う必要があるわけですが、確かに金額だけを見ればインパクトはあるものの、それ以上の付加価値があるとも考えているため、競合モデルとの差を付けるのであれば間違いなく装備すべきポイントの一つだと考えています。

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