一部改良版・新型オデッセイの受注が不調の一方で、WR-Vは好調!フリードもそろそろ受注停止?ホンダが2023年12月「5回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新!
ホンダの工場出荷目途や受注状況をチェックしていこう
ホンダが定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途ですが、今回は2023年12月「5回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新しています。
ホンダの主力モデルも、徐々に納期短縮の傾向にあるものの、それでも新型ZR-Vや新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)はまだまだ長め。
特にシビックタイプR(FL5)は、2023年1月の受注停止前にオーダーされた車両の納期が2026年以降になるため、その頃まで生産が継続されているかどうか…価格帯も500万円未満を維持できているのかどうかも難しいところだと思います。
この他にも、私がお世話になっているホンダディーラーにて得られた主力モデルの受注状況なども紹介していきたいと思います。
新型WR-Vの販売は好調!先行展示会のスケジュールも公開中
まずは2023年12月に発表された、ホンダのエントリーコンパクトSUVモデルとなる新型WR-V。
ヴェゼル(New Vezel)ガソリンG[2WD]の置き換えモデルとして新たにラインナップされる一台で、発売時期としては2024年3月22日を予定していますが、既に発表前の先行予約の段階から予約が集中しているとのこと。
製造元がインドということもあり(つまりは輸入モデル)、月産目標台数が3,000台と控え目、それでいて各販売店への振り分け台数が限られていることもあって納期が早くも延びているとのこと。
参考までに、私がお世話になっているホンダディーラーでは2023年12月24日の時点で10台以上の予約が入っており、しかし1~2週間に僅か1台の割り当てがあるかどうか…となっている関係で、納期は約8か月にまで延びているそうです。
あとは本モデルの実車展示についてですが、発売時期が2024年3月22日を予定しているため、発売日まではディーラーでの試乗車・展示車といったデモカー展示は無し。
その代わり、全国を対象としたキャラバン展示が開催されるとのことで、2023年12月25日時点で最も早いところだと、2024年1月15日~18日に東京都の「ららぽーと立川立飛」にて先行出展されるようです。
グレードはZ+のみですが、他のエリアではZグレードのみだったり、Z+/Zグレードの両方を展示するところもあるようです(WR-Vの先行展示スケジュールサイトより)。
新型オデッセイ大丈夫か…販売店によっては発売日から1台も売れていないところも
続いて、2023年12月7日に発表・発売された一部改良版・新型オデッセイ(New Odyssey)。
厳密には、製品型式が6AA-RC5にアップデートされているためフルモデルチェンジという扱いになるそうですが、今回の改良により中国生産となり、パワートレインも排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEV[2WD]の一択となりました。
ただ、本モデルの価格帯が4,800,400円(税込み)~5,164,500円(税込み)と高額であることや、シートレイアウトも3列7人乗りのみの設定など、元々はスポーティな走りを強みとしていたオデッセイの方向性が大きく変化してしまったこともあり、中々その魅力が日本ユーザーにアピールできていないのが現状。
その結果として、本モデルが発売されてから2週間以上が経過していますが、私がいつもお世話になっているホンダディーラー3店では、発売後まだ1台も売れていないそうです。
この現状を打破することは中々に難しいかと思われますが、やはりオデッセイの本来の立ち位置やコンセプトを再度認識した上での再販というのが理想なのかもしれません。