ホンダ新型ZR-Vの気になる&不満点は?ナビのOTAアップデート後「一般道優先」で行先設定しても高速へと誘導することが多い。後輪の突き上げが少し気になる等
(続き)ホンダ新型ZR-Vが納車されてからの気になる点や不満点を見ていこう
引き続き、ホンダ新型ZR-Vが納車されてからの気になる点や不満点を見ていきましょう。
後席に乗ったときの乗り味はちょっと違和感がある?
続いては、ZR-Vの後席の乗り心地について。
普段は運転席がメインのため、乗り味だけに集中することは無かったのですが、今回は久々にZR-Vの後席に乗ってみることに。
妻に運転していただき、国道やマイナーロード、無料高速区間などを走っていただいのですが、個人的に一番気になったのは突き上げ。
運転席に乗っているときは、そこまで感じられなかった突き上げですが、後方の足回りのセッティングがカタメなのか、道路と道路のつなぎ目やマンホールを通過したときの突き上げが結構目立つ印象。
これまでは、ZR-Vの少しカタメのシートにばかり集中してインプレッションしていましたが、その点を一旦リセットして走り心地などに集中してみると、やはり後方の突き上げは大きめ。
特に不快に感じるような突き上げというわけではないのですが、これまで様々なホンダ車を乗り継いできたオーナー視点だと、ラグジュアリーよりもスポーティ志向でカタメな乗り心地を貫いてきたホンダらしさは感じられるものの、競合モデルのトヨタ・ハリアー(Toyota Harirer)/RAV4やマツダCX-5などに比べると、そのカタさが結構際立つ印象。
ホンダのカタメはロングドライブ向けを想定してチューニングしているようにも感じられますが、欧州車やアメ車といったマイルド寄りの乗り味に乗り慣れている方からすると、ちょっと違和感が感じられるかもしれませんね。
ZR-Vの後席はチップアップ機構を非採用
あと後席繋がりでいえば、ZR-Vではホンダの伝統ともいえる座面を跳ね上げるチップアップ構造が採用されなかったのは少し残念。
妻の茶道の関係で、花瓶付きのお花といった少し背高い荷物を運ぶ際にとても重宝していた機能でもあるため、なぜZR-Vでは非採用だったのかが気になるところ(何か特別な理由でもあったのだろうか?)。
予防安全装備Honda SENSINGはやはり課題多め
続いては、ZR-Vの予防安全装備Honda SENSINGについて。
これはZR-Vに限らず、新型ステップワゴン(New STEPWGN)やシビックタイプR(FL5)、新型N-BOX(JF5/JF6)でも同様で、アダプティブクルーズコントロール[ACC]の不自然で強めな減速や、やたらとブレーキランプをパカパカ点滅させるプログラミング、そして白線に近づいているわけでもないのに、頻繁的に警告音が発生する車線維持支援システム[LKAS]など、この辺りのドライビングサポート機能は「サポートではなドライバーの邪魔をしている」印象。
ZR-Vでも、そういったドライビングサポート機能の不自然さが顕著に表れているため、トヨタと同じようにOTAアップデートによる改善に期待したいところです。
1ページ目:ZR-VのHonda CONNECTナビがOTAアップデート!しかし一部改善されずまだまだポンコツ?