トヨタ新型GRスープラが操作ミスしながら高速道路へ→スバル・アセントが巻き込まれ衝突→一部SNS「スバルのせいだ!」。(欧)GR86/BRZが遂に販売終了へ

(続き)欧州向けのトヨタ新型GR86/スバルBRZが販売終了へ!一体なぜ?

前回のブログにて、欧州トヨタが発表した2023年の新車販売・登録台数において、新型プリウス(Toyota New Prius)よりもGR86のほうが多く販売されたことをお伝えしました。

このGR86に加え、共同開発モデルとなるスバル新型BRZも、欧州市場での販売を終了することが明らかとなりました。


販売期間は僅か「2年」!その理由は厳格な排ガス規制の影響

ちなみに、欧州市場にてGR86/BRZが販売終了となる理由は、厳格な排ガス規制が影響で、今後この法規制を満足することができないため、「2年間の期間限定販売」と明確に決めていたんですね。

これについて海外カーメディアmotor1.comは、レクサスとトヨタ・ガズー・レーシング・コミュニケーションズのシニアマネージャーであるパトリック・シェーレン氏にインタビューしたところ「GR86を欧州で2年間だけ販売するという当初の計画はそのまま。 同社には、GSR2の要件を満たすために、この手頃な価格のスポーツカーを改造するつもりはない」と述べました。

一方で、スバルのマーケティングサービスおよびコーポレートコミュニケーション部門責任者のユルゲン・エーレンバーガー氏は「2024年以降、欧州ではスバルBRZは存在しない。在庫車の販売は2024年に行われるだろう」と回答。

なお、トヨタが第2世代となる新型GR86を「僅か2年間」だけ欧州で提供すると発表した2021年12月以来、この情報は一切変わることはなく、度々噂されていたハイブリッドモデルやダウンサイジングターボの新設定も無し。

ニッチなモデルで販売台数も少ないため、法規制に準拠したフルモデルチェンジ級のスポーツカーを販売することは資金的にも難しい

法規制に準拠したモデルにするには、一部改良やマイナーチェンジではなく「完全に再設計」する必要があるとのことで、更にGR86のような手ごろなスポーツカーほど、欧州やその他の地域ではニッチな製品であるため、これはビジネスの観点からも実現不可能と語っています。

そしてこれもかなり厳しい話になりますが、どうやらGSR2規格により、トヨタGR86/スバルBRZの新規注文を受けられなくなるだけでなく、入手可能な在庫車の販売すらもできなくなるとのことで、ある意味でこれらのモデルが希少な存在になるかもしれませんね。

1ページ目:トヨタGRスープラの操作ミスでスバル・アセントと衝突事故!しかし一部SNSでは「スバルのせい」というコメント?!

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Reference:Instagram, CARSCOOPS, motor1.com