スバル販売店が顧客の新型WRXを勝手に運転→クラッチやボディがキズ物に…実は日本のスバルディーラーでも顧客の車を勝手に運転し事故した例も

(続き)スバル東京のスタッフが起こした問題について、スバル本社・広報部の対応は?

ちなみにこちらが、実際に顧客のスバル・インプレッサにて事故した直後のドライブレコーダーの一部。

右側に映っているのが、東京スバルのスタッフですが、2024年4月時点で勤務しているかは不明(当事者及び管理者への社内処分は社内規定に社外に明かされていない)。

なお、この件については国内メディアBusiness Journalでも取り上げられており、スバル広報部にも本案件について問い合わせをしていたとのこと。


スバル広報部「事故については、警察にも届け出済」

今回の件について、Business Journalに対してスバル本社・広報部は、以下のように回答しているそうです。

2019年8月18日に、東京都内のSUBARU販売特約店の従業員が、修理でお預かりした。

お客様のお車を運転中に、前方不注意で追突事故を起こしたことは事実です。

当該特約店が確認したところ、お客様から指摘された車の症状が中々再現せず、当該従業員が、『症状を確認するには一定時間以上(一般公道を)走行する必要がある』と考えて、走行テストを行っていた際に、前方不注意で事故を起こしてしまった、という経緯がわかりました。

その際、お客様に走行テストの内容(行先・距離など)を説明していなかったこと、当該特約店の社内ルールに反して、走行テストを従業員自宅との往復(=就業時間外)で行ったことは、不適切な対応であったと、考えております。

一方、当社としては『当該従業員が通勤などの私的な目的で、勝手にお客様の車を持ち出した』とは認識しておりませんが、上記のような不適切な対応が、『営業時間外に持ち出された』『路上テストと言っていたのに、自宅に帰っていた』という、お客様の誤解が生じた原因と考えております。

当該従業員にとって、お客様から指摘された車の症状が再現できない状況で、『できるだけ早く修理して、お客様にお返ししたい』という、良かれと思ってやった行為でしたが、社内ルール違反は許されるものではなく、関係する従業員には厳正に対処しております。

事故については警察に届出しております。

事故の相手方にも適切に対応をいたしました。

お車をお預かりしたお客様とは誠意を持ってお話をさせていただき、当社としては、その時点において補償などについても、ご理解を頂いたと認識しております。

当社の販売特約店において、不適切な対応があったことにより、お客様ならびに皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことについて、心よりお詫び申し上げます。

また自動車会社として、従業員が事故を起こしたことについては、大変申し訳なく思っております。

改めてコンプライアンス意識の向上、法令順守及び安全運転について、指導を徹底してまいります。

また同様の事例に関してですが、少なくとも直近1年間には、本件を含めて、全国の販売特約店44社において、従業員がお客様の車を、私的な目的で勝手に持ち出して、事故を起こしたというケースは、現時点で確認しておりません。

一方、今回のケース同様に、修理などでお預かりしている車を、不注意から傷をつけてしまうケースは残念ながらゼロではございません」

via:Business Journal

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