時が過ぎるのは早い…レクサス新型IS500 F SPORT Performanceが納車されて1年が経過!燃費を気にすることなく「最も音で楽しめる国産スポーツカー」はIS500だけかも

納車されて12か月が経過しても、運転席に座る度にワクワクが止まらない車って珍しいかも

2023年4月に私に納車されて、丁度1年が経過するレクサス新型IS500 F SPORT Performance。

基本的に父の週末乗り用の車として購入したため、走行距離は約4,000kmと、あまり距離は伸びていませんが、たまに私も乗るときは「コールドスタート時のV8 NAの咆哮」を聴くたび、”この車を購入して良かった”と思うところですし、毎回運転席に座る度にワクワクしています。

今回は、本モデルが納車されて1年経過しての良きところや気になるところをまとめていきたいと思います。


低燃費な走りだけでなく、燃費を気にせずぶん回せるようなメリハリのある走りができる

まず新型IS500 F SPORT Performanceの良きところとして、低燃費な走りはもちろんのこと、ドライバーの感情を高めてくれるような”燃費を気にしない”ような走りができるなど、メリハリのある走りができるということ。

前者に関しては、以前往復1,100kmほどの高速道路をメインとした超弾丸長距離移動でも、往路の平均燃費が14.0km/Lとエコな走りができ、復路も途中渋滞に巻き込まれながらも12.8km/Lにて走行可能。

ちなみに往路の約500kmは、そのほとんどがレーダークルーズコントロールでの定速巡航だったため、一度も途中休憩することなくノンストップで走り切ることができ、体の疲れはほとんど感じなかったんですね。

一方で燃費のことなど一切気にせず、排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンの野太くもアメ車のようなドロドロサウンドを響かせながら、高回転(5,000rpm~6,000rpm)で走らせることでテンションを高めることができるため、このあたりのメリハリのある走りをできるのは、直近の日本車だとIS500 F SPORT Performanceぐらい。

直近の日本製スポーツカーで「最も音で車を楽しめる」のはIS500 F SPORT Performance

もちろん、私が他に所有する日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)や、ホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)も、それぞれのスポーツカーらしさを持っているので楽しいのですが、「音」という要素ではIS500のV8 NAが最も官能的で、「音で車を楽しんでいる」といっても過言ではないかも。

それだけ現代の新車・新型車は、音(騒音)よりも静かさを重視したモデルが増えたため、こうした時代に逆行したスポーツカーに乗れるという特別感や背徳感が、ドライバーのエモーショナルな部分を奮い立たせるものがあるのかもしれませんね。

走りは確かに楽しい…但しブリッピングのレスポンスはワンテンポ以上遅い

ただその一方で、IS500のちょっとした不満を言うなれば、ある程度加速したところからのパドルシフトでのシフトダウン → 回転数を合わせつつもブリッピングするタイミングやレスポンスは、他に所有するフェラーリに比べるとワンテンポからツーテンポほど遅れています。

比較するモデルが全く異なる上に、「IS500に乗ってるんだから文句言うな!」と言われてもおかしくはないのですが、IS500 ”F SPORT Performance”という、F SPORTよりも更に上を行くグレードを名乗るのであれば、もう少し2UR-GSEの良さを活かすべきでは?と思うことも。

音とブリッピングが上手く両立できえば、この車に文句はつけられないと思う

走りや乗り味、ボディ剛性の高さという面では熟成されたFRプラットフォームの恩恵を受けているため、特にこれといった不満はありませんが、IS500の本来の良さは「音やブリッピング」にあると思っているので、この2つのバランスを両立すれば、不満の無い車かもしれません。

2ページ目:レクサスも今後は、トヨタ同様に「買いたくても買えないブランド」になってしまう?

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