これで何回目?マツダ新型CX-60がまたもリコール!しかもエンスト恐れのある不具合含めて2連発…ポルシェ・カイエンも道交法で揉めそうな不具合

(続き)アクティブキープアシストを使用した際、想定した速度を超過する恐れ

続いて、ポルシェ・カイエンシリーズの1車種・計279台にリコール。

不具合内容としては、ドライバーアシストシステムコントロールユニットにおいて、ソフトウェア開発時の検証が不十分だったため、アクティブレーンキープアシスト機能を使用してコーナリングした際、想定した速度を超過することがあるとのこと。

そのため、最大横加速度が協定規則第79号の技術的な要件(かじ取装置試験の基準)に適合しないとしてリコールを届け出ています。

このとき、個人的にちょっと疑問に思ったのは、アクティブレーンキープアシスト機能を使用しているときに、自身が想定している速度よりもオーバー → 警察より速度違反で捕まった際はどうなるのか?はちょっと気になるところです。

対象モデルをチェックしていこう

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、本国からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[カイエンGTS]
・3BA-E3NI/WP1ZZZ9YZNDA32047~WP1ZZZ9YZNDA62048/令和 3 年 10 月 20 日~令和 4 年 8 月 23 日/46台

・3BA-E3NIA/WP1ZZZ9YZNDA32038~WP1ZZZ9YZNDA62153/令和 3 年 11 月 4 日~令和 4 年 9 月 12 日/61台

・3BA-E3PI/WP1ZZZ9YZPDA16024~WP1ZZZ9YZPDA41577/令和 4 年 9 月 12 日~令和 5 年 5 月 11 日/44台

・3BA-E3PIA/WP1ZZZ9YZPDA16054~WP1ZZZ9YZPDA41669/令和 4 年 8 月 23 日~令和 5 年 5 月 31 日/61台

[カイエンターボS]
・3LA-E3NHA/WP1ZZZ9YZNDA38211~WP1ZZZ9YZNDA58327/令和 4 年 3 月 29 日~令和 4 年 5 月 13 日/3台

・3LA-E3PHA/WP1ZZZ9YZPDA20170~WP1ZZZ9YZPDA44184/令和 5 年 1 月 6 日~令和 5 年 4 月 26 日/2台

[カイエンターボGT]
・7BA-E3NJA/WP1ZZZ9YZNDA59063~WP1ZZZ9YZPDA46824/令和 3 年 12 月 1 日~令和 5 年 5 月 11 日/62台

改善措置としては、全車両、ドライバーアシストシステムコントロールユニットのコーディングを正しい仕様に修正するとのこと。

また、コーディングのバージョンを一致させるため、電子制御パワースステアリングコントロールユニットのコーディングも同時に書き換えるリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①