日産の新型フェアレディZ(RZ34)が納車されて15か月経過しても不満に思う所は?「フル液晶メーター流用でもサポート機能が非搭載」「バックドアはポンコツ」等
フェアレディZ(RZ34)の所有満足度は間違いなく高いのだが、一方で納車された後から常々不満に思っていることも
2023年2月に私に納車されて15か月が経過した、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)version ST[9速AT/2WD]。
今回は、本モデルが納車されて15か月経過してからも変わらず不満に感じているポイントを見ていきたいと思います。
過去のブログでも紹介した内容も複数ありますが、それだけ「フェアレディZ(RZ34)は、まだまだ改善できるポイントがある」ということだと考えていて、もう少し上手くコストを投じることもできたのでは?と思うこともあったり。
具体的にどういったところで不満に感じているのかチェックしていきましょう。
標識認識機能が搭載されていない
まずは、フェアレディZ(RZ34)の予防安全装備について。
レーダークルーズコントロールや車線逸脱警告(ハンドル支援無し)など、スポーツカーとしては充実した装備内容にまとめられているものの、なぜか標識認識機能(速度制限/進入禁止など)が備わっていないのは残念。
折角エクストレイルe-POWER(T33)やセレナ(C28)、ノートオーラと同じ12.3インチフル液晶メーターを搭載しておきながら、余分なスペースも多く確保されているにも関わらず、なぜ標識認識を採用しなかったのか気になるところ。
カメラの性能の問題なのか、デザイン性の問題でカメラが搭載できなかった?なども考えられますが、何れにしてもこうした速度の出やすいモデルにこそ、速度制限の情報は出すべきでは?と思う所です。
リアバックドア(テールゲート)は冬場だと開けづらい
続いては、フェアレディZ(RZ34)のリアハッチドア/バックドアについて。
これは前回のブログでもお伝えした通りで、リアハッチドアを開ける際、”NISSAN”エンブレムに隠れているプッシュスイッチを押すことで解錠・オープンするのですが、冬場になるとダンパーやスプリングの反力が弱まることが理由で、プッシュスイッチを「2回」押さないと開けることができないんですね。
ただし、こうした春以降の外気温が高くなるような条件だと、プッシュスイッチを1回押すだけで解錠と共にハッチドアを開けることができるので、できれば季節に関係なくスマートに開けさせてほしいところ。
なお一部ユーザー情報によると、対策したスプリングもしくはダンパー?に交換していただける可能性があるとのことで、一度最寄りの日産ディーラーにて相談していただくことをおススメします。
スマートキーはハッキリ言ってダサい
続いて、フェアレディZ(RZ34)のスマートキーについて。
個人的にとても残念だったのは、ビッグマイナーチェンジしたRZ34のスマートキーの形状が変更されなかったことと、ビッグマイチェン前の”Z”ロゴ付きで差別化されていたスマートキーが、RZ34になったことで”NISSAN”ロゴに変わってしまい、一目でフェアレディZのスマートキーと判別できなくなったこと。
そしてもう一つは、私が他に所有する三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)と全く同じ形状のスマートキーであることから、これもまた特別感が全く感じられないのが残念。
RZ34は、2023年8月に2024年モデルとして初めて一部改良されましたが、このときもスマートキーの形状・デザインは変更されませんでしたし、とても500万円以上もする高額車両とも思えないほどのチープさで、イマイチユーザーに対する配慮が感じられないのが一番残念に思う所です。