約37万kmも走られたフェラーリ見参!小松航空祭に「希少な仕様」の812コンペティツィオーネ/488スパイダー/458イタリア、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJの実車を見てきた

(続き)石川県小松市にて開催された、航空祭と絡めた「第1回スーパーカー&エアーフェス in 小松」について

引き続き、第1回スーパーカー&エアーフェス in 小松にて出展されたスーパーカーたちを見ていきましょう。

世界限定999台のみ販売されたフェラーリ812コンペティツィオーネ

続いては、フェラーリが世界限定999台のみ販売したスペシャルモデルの812コンペティツィオーネ。

既に生産・販売終了しているフラッグシップV12モデルの812スーパーファストのハイパフォーマンス版となります。

オークション相場では既に2億円を超える価値を持ちますが、こうした雨の中でも出展していただけたことに感謝。

その見た目はまさにレーシングカーそのもので、リアハッチもガラスを一切採用することなく、空力や軽量化を優先したコンポーネントにまとめられ、後方視界は基本的にカメラを使ってデジタルインナーミラーで確認する仕様に。

そしてこの大きく反り上がったダックテールスポイラーも、スポーツカー/スーパーカー好きにはたまらない角度。

これを純正フルノーマルで採用してくるところに、フェラーリの狂気を感じます(もちろん褒め言葉)。

何とも色味の深いブルーとライトブルーのセンターストライプが個性的な個体ですが、元々設定されていなかったイエローのディテールをラッピングにて追加することで、ディフューザーの存在感を向上させているのもポイント。

おまけにリアダクトには、グリーン/ホワイト/レッドのイタリアントリコローレアクセントを加味するところもオシャレ。

過激な見た目でありながらも、足もとのホイールはシンプルなシルバーのシングルスポークホイールなのも魅力的。

そしてイエローのディテールとは違ったオレンジのタイヤレタリングもグッド。

今回の出展のメインモデルの一つでもあった812コンペティツィオーネですが、本モデルではかなり珍しい右ハンドル仕様というのもポイントです。


過激なパープルカラーのランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ

そして最後は、過激なパープルカラーにペイントされたランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ。

こちらは世界限定900台のみ販売されたハイパフォーマンスモデルですが、何気に実車を拝見したのは久しぶり。

そしてパープルカラーのSVJを拝見したのは初めてであり、これまでに登場してきた個体とは全くの別物。

まるでエヴァンゲリオンをイメージさせるような色味ですが、このカラーのオプション代だけで数百万円レベルになりそうですね。

先程紹介した3車含めて、こちらもバッチバチにコーティングが効いているので、水玉になって弾いていく姿をみるだけでも気持ちが良いですね。

ちなみにリアフェンダーには、オプション扱いとなる”SVJ”ロゴ付きで、”J”はボディカラーと同色且つホワイトで縁取りするというオシャレ仕様。

足もとのブレーキキャリパーもグリーンにペイントされていますが、ここまで攻めた配色にするあたり、おそらくオーナー様もこれまでに様々なスーパーカーを乗り継いで得られた経験から、この配色に行きついたのではないかと予想されます。

リアビューはまさに戦闘機そのもの。

今回の小松航空祭にもマッチした姿ではないかと思います。

親子連れの家族の方々も興味津々で、推定7才ぐらいと思われる小学生の男の子も「アヴェンタドールSVJや!初めて見た!かっけぇー!」と興奮しつつペタペタ触っていたのも”ある意味”で印象的。

ポールや柵などが設けられていなかったため、高齢男性の方や子供さんたちが”バシバシ”とボディを叩いている姿を目撃してしまったので、第2回以降も開催されるようなことがあれば、車を守るため、そしてトラブルに発展しないためにも柵は必要かもしれませんね(今回は雨風が強かったので、柵が倒れることを懸念して敢えて設けなかった可能性もありますし…)。

こちらはリアクォータービュー。

隣には玉虫色のアヴェンタドールSも停まっていましたが、この2台から解き放たれるオーラは凄まじく、イベント会場を盛り上げるほどの主役級。

見た目は過激なのに運転はスマートというギャップにも惚れ惚れしました。

1ページ目:「約37万km」と世界で最も走られているフェラーリ458イタリアと、超希少な「ビアンコ・サナエ」の488スパイダーも!

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