フォード新型マスタング・マッハ1400プロトタイプが世界初公開!”1400”は馬力を意味、7基の電気モーターを搭載したクレイジーECOモデルだ

スペックだけでなく見た目も過激なマスタング・マッハ1400プロトタイプを見ていこう

マスタング・マッハ1400プロトタイプの気になる足回りについては、ハードコアEVモデル用に開発されたブレンボ製ブレーキコンポーネントとドリフトを容易にする油圧ハンドブレーキを備え、更に電子ブレーキブースターシステムや回生ブレーキ、ABS、安定性制御の機能も持ち合わせています。

外観においても、まさにレーシングモデル用に開発されたワイドボディキット(フロントフードは軽量仕様の有機複合ファイバー)を装着しつつ、マスタング・マッハEのデザイン言語を踏襲したアグレッシブなフロントマスク、そして過激な巨大リヤウィングを装着することで空力特性を大幅に向上させているとのこと。


インテリアは色々とギャップが凄い

インテリアもEVモデルとは思えない程のスパルタン仕様で、ロールケージを装備しつつセンターインパネにはタブレットタイプのデジタルインフォテイメントシステムを装備。

オーナメントパネル類には、可能な限りカーボンファイバを使用することで軽量化に貢献しています。

ドリフト用に準備されてステアリングやハンドブレーキと、タブレットとのギャップも中々にユニークですね。

今後こう言ったシュールな組み合わせが多く登場するのではないかと思います。

ちなみに市販モデルとして発表された新型マスタング・マッハEの最も強力なグレードでも、最高出力459hp/最大トルク830Nmを発揮するハイパワーな一台ですし、四輪駆動を搭載し、航続可能距離も402kmと実用性も加味しているのですが、今回登場したプロトタイプモデルと比べてしまうと、やはりアメ車の本気は色んな意味で恐ろしいと思うばかりです。

「1400」の名を持つ別のEVマスタングも別に登場していた!

ちなみにマスタングの1,400馬力仕様は、今回登場したプロトタイプモデルだけでなく、過去にもドラッグレース向けのプロトタイプモデルとなるマスタング・コブラジェット1400(Mustang Cobra Jet 1400)が登場しています。

このモデルは、1960年代後半に登場したドラッグストリップを支配するコブラジェットに敬意を表したプロトタイプということで、MLe RacecarsやWatson Engineering, AEM EV, Cascadiaとの共同開発によって誕生した世界に一台だけのEVドラッグレース仕様となります。

本来のコブラジェットとの大きく異なるのポイントとしては、やはり大排気量エンジンを一切搭載せずに100%電気自動車であることでしょうね。

気になるそのスペックですが、具体的なバッテリー容量は明らかになっていないものの、システム総出力1,400hp/最大トルク1,491Nmを発揮するクレイジー仕様で、0-400mの加速時間は8秒、最高時速は274km/hにまで到達するそうです。

そしてEVモデルで最も特徴的ともいえるエキゾーストサウンドは皆無のため、過激なスキール音だけで、あとは静かに加速していくサイレントモンスターとなります。

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Reference:motor1.com