スズキの歴代ジムニーたちの進化をまとめて見ていこう。約50年が経過した今でもほぼ競合を持たず、独自デザインで愛される一台

引き続き歴代ジムニーたちを見ていこう

②:2代目ジムニー(1981年~1998年)

続いては1981年~1998年まで販売された2代目ジムニーを見ていきましょう。

2代目のキャッチコピーは「Tough&Neat(タフ・アンド・ニート)」ということで、先代に比べて快適性や操作性といった乗用車としての性能を大幅にアップグレードし、日本市場以外のアピールにも力を入れたモデルでもありました。

パワートレインは、排気量539cc 2ストローク3気筒エンジンを搭載し、最高出力28hp/最大トルク53Nmを発揮しますが、1986年にアメリカ市場へと導入した際にはエンジンもパワーアップした排気量1.3L 直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力63hpを発揮。

トランスミッションは現代にも繋ぐ5速MT/パートタイム4WDを採用し、ソフトトップ/ハードトップの何れかから選択が可能というのも魅力的なポイントだったと思います。


③:3代目ジムニー(1998年~2018年)

続いては1998年~2018年まで販売された3代目ジムニーを見ていきましょう。

先代に比べて、より丸みを帯びたスタイリングが特徴的で、ボディオンフレームシャシーが大きな特徴でした。

先代同様、日本市場では軽クラス仕様の660ccエンジンを設定し、これに加えて欧州の顧客にもアピールするため2004年に排気量1.5L 直列4気筒ルノー製ディーゼルターボエンジンを導入するなど、その市場にマッチしたものを積極的に取り入れる姿勢もスズキ並びにジムニーが愛される理由でもありました。

なお2009年までは、欧州市場向けではソフトトップか固定ルーフの何れかから選択が可能だったそうですが、その後は固定ルーフに限定されています。

④:4代目ジムニー(2018年~)

そして最後は、2018年より現在まで販売されている4代目新型ジムニーを見ていきましょう。

先代の丸みを帯びたボディから、完全なボックスタイプに先祖返りした一台で、日本市場では軽自動車タイプのジムニー(排気量660cc 直列3気筒エンジン)と乗用車タイプのジムニー・シエラ(排気量1.5L 直列4気筒エンジン)をラインナップ。

4代目ジムニーではAll Grip Pro AWDシステムを採用し、2レンジトランスファーケースとパートタイム4WDを備えているため、よりオフロードでの走破性の高さをアピールしています。

インテリアでは、センタースタック上部にあるタッチスクリーンインフォテイメントシステムなど、先代に比べてモダンなレイアウトを採用しているのも大きな特徴だと思います。

なお4代目では、インド市場限定ではあるものの5ドア版ジムニーの開発が進められているそうで、より実用性を高めた一台として活躍の場を広げていくのかもしれませんね。

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Reference:motor1.com