フルモデルチェンジ版・ポルシェ新型マカンEVの開発車両が世界初公開!ヘッドライトは完全にタイカン風…航続距離もタイカン以上に?

ポルシェも本格的にEVのラインナップ拡大へ

ポルシェ初のピュアEVスポーツモデルとして既に発売されている新型タイカンですが、このモデルをベースにしたステーションワゴンタイプのタイカン・クロスツーリスモも発売され、そして遂に全く新しいピュアEV SUVタイプの新型マカンEVと思われる開発車両が目撃されています。

内燃機関を一切使用しない新型マカンEVですが、ボディスタイルはクーペSUVで、フロントヘッドライトデザインを見る限り「タイカンのSUV版」に近いイメージでしょうか。


プラットフォームは全く新しいPPEを採用へ

もう少し別の角度から見てみるとこんな感じ。

ヘッドライトやウィンドウ部以外は基本的にカモフラージュラッピングにて偽装されていますが、トップルーフには何やら謎のライトバーのようなものが設けられていますね。

ちなみにこのモデルに設定されるプラットフォームは、プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)と呼ばれる、フォルクスワーゲングループファミリーのハイライディングプレミアム製品に使用されるものとなりますが、そうなると今回スパイショットされているマカンは全く新しい次期モデルとして登場する可能性が高いですし、内燃機関モデルも廃止となる可能性も十分に考えられるかもしれませんね。

よりセダンに近いスタイリングで、パワーもスーパーカー並みでトルクモリモリに?

サイドのスタイリングはこんな感じ。

トップルーフからリヤハッチへと流れる段差のない滑らかなラインを持ったダイナミックなクーペSUVで、サイズ的にはカイエン・クーペのようにも見えますし、メルセデスベンツGLCクーペやBMW・X4のような「背の高いセダン」。

車高もそのままリフトアップさせていて、足もとのブラックペイントで偽装されたアルミホイールもダイナミックで低扁平タイヤを装着していますね。

気になるパワートレインについては、デュアルモーターが各車輪に搭載されることで、システム総出力は約700hp/最大トルク1,017Nmを発揮し、ランボルギーニ・ウルス(Lamborghini Urus)のV型8気筒ツインターボエンジン(最高出力650ps/最大トルク850Nm)よりも圧倒的なパワーとトルクを得る一台になるとも…

リヤは見方によってはちょっとダサいかも?

そしてこの角度から見ると、リヤエキゾーストフィニッシャのダミーが設けられ、いかにも内燃機関っぽいデザインにも見えますが、言い方を変えるとダミー感が強すぎて見てくれがそこまで良くないというのも正直なところ。

あとはトヨタGRスープラ(Toyota New GR Supra)並みに大きく反り上がったダックテールスポイラーが印象的ですが、果たして実車にて採用さえるかは不明。

現時点では何も明らかになっていませんが、マカンEVが販売される時期は2023年と言われていて、製造元はドイツ・ライプツィヒ工場となり、新たな設備増設用として6,400万ドル(約68億円)を投資しています。

最後に価格帯についてはエントリーモデルに相応しい設定になるかもしれないとのことですから、タイカンに続く大ヒットモデルとなりそうですし、競合モデルもフォード・マスタング・マッハEやテスラ・モデルYが最も妥当と考えられるので、パワーだけでなく走行性能や品質においても圧倒してくることは間違いないでしょう。

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Reference:motor1.com①motor1.com②