【価格は580万円から】レクサス初のピュアEVクロスオーバー・新型UX300eが2020年10月22日発売スタート!僅か135台限定の抽選車両、航続可能距離は367km

UX300eは今後のレクサスEVブランドを高めていくための重要な一台目となる

ただガソリンモデルやハイブリッドモデルと異なり、UX300eが最も力を入れているポイントは以下の3項目だそうで、レクサスの新たなるEVモデルに対する価値観と、他の自動車メーカーが編み出せないようなテクノロジーなどを駆使して将来的にはレクサスから発表されるEVモデルが、より一層高いブランドとなるように力を入れていくための重要な一台となっているそうです。

・LEXUSのEVならではの上質な走りと静粛性
・高い機能性と利便性
・HVで培った電動化技術の高い信頼性

そのため、上記の項目を満たすためにも、UX300eのボディ構造や防音材配置には多くの工夫が施され、エンジンや車両前方への重量物の偏りがなく、前後重量配分や慣性モーメントの最適化が可能な電気自動車の構成を活かし、重量物を車両中心に配置していることも電気自動車の大きなポイントになっています。

またバッテリーパックの床下配置による低重心化で、車両重心位置がドライバーのヒップポイントに近づくことで優れた回頭性を実現しクルマとドライバーの一体感を醸成しているところも。


プラットフォームはカローラにも採用のTNGA-Cがベース

プラットフォームについては、トヨタが採用するTNGA-Cプラットフォームを流用しつつも磨きをかけ、ステアリングギヤボックスにブレースを追加し、ギヤボックスの両側をボディに固定することで剛性を大幅に向上させているとのこと。

あとは、EVならではの優れた静粛性をさらに高めるために床下バッテリーに遮音壁としての機能を持たせたアコースティックガラスをフロントドアに採用するなど、エンジンやトランスミッションの音がないゆえに聞こえる風切り音や小石・砂などの巻き上げ音にも配慮しているとのことです。

そしてUX300eの大きなポイントが、ガソリンを一切使用しない100%電気を使ったクリーンテクノロジー。

リチウムイオンバッテリーは54.4kWhを搭載し、航続可能距離は367kmと少ないものの、あくまでもシティコミューターと言う扱いで考えれば十分なスペックだと言えそうです(新型Honda eは約312km程)。

そのためスペックについても、最高出力203ps/最大トルク300Nmと街乗りには十分ともいえるパワーを持ち、高速道路でも十分必要と言える加速性能を提供するので、恐らくレクサスとしても”無駄なパワー”を提供するよりも、EV技術に負けない圧倒的な静粛性と乗り心地に力を入れているのだと考えられます。

インテリアは従来UXとほぼ変わらぬシンプルレイアウト…気になるグレード別価格帯は?

インテリアはめちゃくちゃシンプルで、従来のUXと何ら変わらないレイアウト。

唯一変化しているポイントとしては、ピュアEV用に採用される航続可能距離や回生ブレーキ力インジケーターなどを採用した専用インストルメントクラスターぐらいでしょうか。

シート形状も特段変わったところはありませんし、この点の質感は従来UXと変わらずで、寧ろこれ以上の高い質感を与える必要性もないと考えているのかもしれませんね。

最後に気になるグレード別価格帯ですが、UX300eはversion C/version Lの2種類のみで、F SPORTグレードは一切展開していません。

【新型UX300eグレード別価格帯一覧(10%税込)】

・version C[FFのみ]:5,800,000円
・version L[FFのみ]:6,350,000円

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Reference:TOYOTA