ブガッティ・シロンスポーツのリース(ローン)契約はするな!頭金にランボルギーニ1台分、月々の支払いはポルシェ1台分で地獄を見るぞ【動画有】

シロン・スポーツのリース契約は、得られる満足度以上に失った絶望度の方が大きいかもしれない

頭金がランボルギーニ/フェラーリ1台分であることが分かってから、今度は月々の支払いシミュレーションを見ていきましょう。

3年(36か月)契約だと月々 約550万円(52,196ドル)2年(24か月)契約だと月々 約690万円(65,950ドル)を支払う必要があるとのことで、これはつまり毎月ポルシェ・ケイマン(Porsche Cayman)/ボクスター(Boxster)1台分を支払っている計算になるとのこと。

しかも月々の走行距離は4,023km(2,500マイル)に制限され、その他ちょっとしたメンテナンス程度であれば無償にてサービスを受けられるぐらい。

もちろん、3年もしくは2年間乗り続けた後は残債を全て支払う必要がありますが、必ずしもその頃にはシロン・スポーツが購入価格よりも高額になっている可能性は高くないため、売却しても更にとんでもない追い金を支払う可能性も十分に考えられそう。


支払うべきものはローンだけではなく維持費もあるぞ

ちなみにシロンの先代モデルとなるヴェイロン(Veyron)では、その維持費も一般車やスーパーカーとは比べ物にならないほどにお金がかかっていて、例えば毎年1回の交換を推奨するオイル交換費用が約230万円とホンダ・シビックが購入できてしまう程。
※ヴェイロンには従来のエンジンカバーが無い為、パネルごと外さなきゃいけず、更には16個ものドレンプラグからオイルを排出といったメンテナンス性を一切考慮していない設計になっている

「シロンはヴェイロンよりも少し維持費は安くなっている」とブガッティ公式も発表していますが、それでもほんの数十万円レベルの話になるため、結果的に数百万円単位の維持費が発生することは間違いなさそう。

▽▼▽関連記事▽▼▽

このほかにも、ブガッティが推奨するタイヤ交換の目安はほとんど走らない個体であれば2~3年と言われているそうで、その交換費用は4本セットで約415万円発生するとのこと。

更には、過激な加速性とホイールの耐久性と品質面を考慮して、16,000kmごとにホイールを新品に交換する必要があるとのことですが、この交換費用が約550万円も発生するそうです。

つまり、タイヤとアルミホイールのセット交換をするだけで約1,000万円の費用が発生するとのことで、これにオイル交換費用の約230万円や個々のターボチャージャー交換費用に約70万円、エアクーラー×2に約200万円、カムシャフトアジャスタ―1個辺り約9万円、燃料タンク費用に約220万円、そして燃料タンクの”交換”に約220万円、エンジン分解の人件費(工賃)に約230万円というとんでもない費用が発生するため、これらの点検費用の総額は約2,200万円にも上るという計算になります。

▽▼▽関連記事▽▼▽

但し「ローン/借金」をネガティブに捉えるのは間違い

毎月の異常なローンや維持費を考えると、私たちが普段支払っている一般車両のローンがかなり優しいものに感じられるかもしれませんが、そのローン金額が高くなればなるほど、それだけその人の信用力が高くなっていることにもなるため(つまり「ローン=信用取引」)、ローンが悪いイメージでとらえられるのは間違い。

スーパーカーを一括で購入する人よりも、しっかりとローン審査が通って月々の決められたお金を支払える人・払いきれる人の方が圧倒的に信用力は高いですからね(もちろんどちらも凄いことですが)。

それを糧に日々を頑張る人もいるわけで…しかし毎月ポルシェ1台分の支払いは地獄を見ているような感覚にもなりそうです。

【INSANE $$$ * Lease payments on a $3.5M Bugatti Chiron Pur Sport? * Trade Ferrari F8 as down payment?】

☆★☆ブガッティ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:CARSCOOPS