【正気か?】(米)日産がフルモデルチェンジ版・新型ローグ(日本名:エクストレイル)の競合となるトヨタ新型RAV4の無料試乗比較キャンペーンを実施

もちろん競合となるであろうトヨタもこのキャンペーンは把握済み

ただ、これはメーカー公式で行うものではなくディーラーだけの非公式的なキャンペーンとなっているため、「日産の歴史上最も強力なマーケティングキャンペーン」と謳われている一方では、一部のメーカーからは”乱暴且つワンマンなキャンペーン”を意味する「Rogue Gone Rogue(ローグ・ゴーン・ローグ)」と名付けられているそうです(ワンマン経営でお馴染みだったカルロス・ゴーン前CEOと掛けた名前)。


トヨタとしても「ローグというよりもRAV4のPRに繋がっている」と肯定的

その一方で、北米トヨタも日産の戦略は既に把握しているとのことですが、トヨタの販売責任者であるボブ・カーター氏によれば、「新型ローグが登場したとしても、RAV4の圧倒的な品質や価値、汎用性、安全機能を高く評価することは間違いない。我々トヨタが負けることはない」と、こちらも自信を示しているため、今回のキャンペーンに対しては決して否定的ではなく「むしろRAV4をPRできる絶好の場面だ」とポジティブシンキング。

顧客がどのような意見を出し、2021年にはどちらのモデルが最も売れているのか注目したい所です。

北米日産はやる気満々だ!今こそ日本もやる気を示す時だ!

気になる新型ローグのパワートレインは、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力181hp/最大トルク245Nmを発揮、トランスミッションはCVTのみ、駆動方式は前輪駆動(FF)/四輪駆動(AWD)の何れかから選択が可能となっていますが、一方でRAV4は排気量2.0L 直列4気筒エンジン/2.5L 直列4気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類をラインナップするため、選択肢の広さと価格帯ではRAV4の方が若干有利。

あとは実車を見ての内外装の質感や試乗時の走行性能と乗り心地、価格帯というところで、どれだけ顧客が満足するかがキーポイントになってくると思いますし、それだけ完成度の高いSUVということであれば、少しでも早く日本市場でもフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルとして発売してほしいところです(今のところ発売時期は2022年が濃厚と言われている)。

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Reference:CARSCOOPS