フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フィット4はどうしてトヨタ新型ヤリスに負けたのか?→人間と同じで「第一印象で負けた」可能性が高い

新型フィット4は見た目で損してしまった可能性が高い

引続きホンダ新型フィット4とトヨタ新型ヤリスの販売差について見ていきましょう。

ここからは、私が最も感じる新型フィット4と新型ヤリスの大きな差なのですが、恐らく誰もが考えているであろう「見た目の問題」だと思うんですね。

新型フィット4は、先代のガンダムチックなデザインから、一気にマイルドで動物のようなキュートな顔つきに変化しました。

これが間違いなく大きく賛否が分かれた要素だと思うんですね。


車も人間と同じで第一印象から「好き・嫌い」が始まる

ホンダの開発者は、新型フィット4の裏コンセプトを「柴犬」と表現していましたが、私からすると「ブルドッグ」の表現が一番近いと感じていて、”ブサ可愛い”顔つきながらも、「本当にそのブサ可愛いキャラクターと、今後一緒に生活できるのか?」というのが最終的なゴール地点になると思うんです。

これは失礼な話になってしまいますが、車の好みも人間の第一印象と同じだと思われ、「この人と付き合いたい」「この人と共に生活していきたい」と考えるのも、まずは第一印象から始まり、その後その人のことを知っていって初めて感じるところだと思うんですね(車の場合は相手を選ぶことはできないですが…)。

車もおなじで、まずは見た目から入り「この車カッコいいじゃん!ちょっと試乗してみようかな」という考えになり、いざ試乗してみて「おっ、乗り心地も良いじゃん!おまけに燃費も良い。あとは見積もりして条件が合えば買っちゃおうかな」と言う流れで購入に至ると思うんです。

しかしながら、これが見た目からアウトになってしまうと、決してその先の中身を知ろうとせず(車の場合であれば性能や燃費、乗り心地など)、「見た目だけでこの車はダメ」という結論になってしまうのが人間の良くないところだと思うんですね。

そういった第一印象というところは、「ヒト対クルマ」「ヒト対ヒト」も同じだと考えていて、新型フィット4は見た目で新型ヤリスに負けてしまったと考えています。

新型フィット4を所有してみてわかる「新型ヤリスなど全く相手にならない程の最強っぷり」

ちなみに私は、新型フィット4 e:HEV LUXE×四輪駆動(4WD)のオーナーでもありますが、私自身は新型フィット4のキュートな見た目に惚れて購入したというのもありますし、実際に購入して1年が経過し、走りや乗り心地、質感の良さは圧倒的にヤリスよりも上だと考えています。

もちろん燃費も非常に良く、上の通り往復約470kmで9.5割以上が高速道路走行でも、上の通り余裕で30km/L以上の燃費をたたき出しています(カタログ燃費を大幅に超えるほどのスペック)。

こういったところ(低燃費で走るコツや癖などは)、実際に購入して共に生活していかないと絶対にわからないところだと考えていますし、改めて新型フィット4を購入して良かったと思える一台です。

☆★☆新型フィット4関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:Autocar