フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの雨道(ウェット路面)での安定感は予想以上に凄かった!ロードノイズや静粛性などもインプレッション
新型ヴェゼルのロードノイズや風切り音についてもインプレッションしていこう
一方で気になるのがホンダ新型ヴェゼルの雨道でのロードノイズですが、この点は国産コンパクトSUVらしい「価格相応」といったところで、低速時はほとんど気にならないレベルですが、速度が上がっていくにつれて”ほんの少し気になるかな?”という程度。
もちろん、車内での会話は声量・ボリュームを変えず安定していますし、速度が上がるにつれて声のボリュームを上げるといったことも特に無し(この辺りは結構重要かも)。
参考までに、過去に試乗させて頂いた競合モデルのトヨタ新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)やマツダCX-30も、天候に関わらず速度が上がっても声のボリュームを上げて会話する必要は無かったため、この辺りのロードノイズを抑える技術力の高さは、ホンダ・トヨタ・マツダ共に優れているのではないかと思います(どれも甲乙つけがたい)。
ロードノイズよりもサイドバイザーを付けた時の風切り音の方が少し目立つかも?
ただその一方で、このように雨除け且つ車内換気のために装備したDOPサイドバイザーも影響してなのか、若干の風切り音が目立つ印象もあり、これを装着しなかったときの高速域での会話がどのように変化するのかはちょっと気になるところです。
基本的にホンダのサイドバイザー系は、エクステリアの見た目を崩さないようにスタイリッシュにまとめ上げていて、空力や風切り音も考慮しているとのことなのですが(その一方で形状が影響してなのか、洗車用シャンプー泡が隙間に残りやすいというデメリットもある)、よくよく考えてみるとヤリスクロスやCX-30のサイドバイザー装着時の風切り音が確認できていなかったので、後日再度試乗してみようかと考えております。
まだまだ細やかなインプレッションができていない新型ヴェゼルですが、納車されて1か月も経過しておらず、今後長距離移動が増えていく中で、これだけグッドと思えるポイントが沢山出てくる車両も珍しいとは思いますし、ホンダも主力モデルの筆頭として相当に開発に力を入れたモデルであることがわかります。
なおプラットフォームは先代からセンタータンクレイアウトを改良したモノを採用していますが、こういったプラットフォームも次世代モデルへと流用できるだけの完成度が高く、ホンダの”技術を大事にする精神”も見受けられるため、より一層新型ヴェゼルに対する愛着が強くなりそうです(何でもかんでも新世代プラットフォームを使用すれば良いというものではない)。
ホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼルに関するインプレッションや維持費、トラブルなどは、コチラにて全てまとめております。