一体なぜ?1,500台ものランボルギーニ達が「口ひげ」を生やしてパレードラン!更に新型カウンタックLPI 800-4の開発車両が遂に動いた【動画有】

現代版カウンタックとして復活!その美しいボディラインを見ていこう

続いては、2021年8月に発表された世界限定112台のみ販売のランボルギーニ・新型カウンタックLPI 800-4(Lamborghini New Countach LPI 800-4)の開発車両が初スパイショットされました。

日本にも既に納車されることが決定している新型カウンタックですが、発表直後から何かと物議を醸した一台ではあるものの、まさに現代版カウンタックとして見事復活し、シアンFKP37にも採用されるスーパーキャパシタ技術を採用したマイルドハイブリッドスーパーカーとなります。

2022年より、いよいよ出荷・納車予定となっている新型カウンタックですが、今回のスパイショットされた開発車両では、ボディ全体のカモフラージュラッピングによる偽装は一切無く、デザイン面にて大きな変更も無いカウンタックの精神を受け継いでいます。

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先代オリジナルカウンタックをデザインしたマルチェロ・ガンディーニ氏は、新型カウンタックには否定的だった

そしてこちらがサイドビュー。

まるで宇宙船のような直線的なデザインで、先代のオリジナルカウンタックをデザインしたマルチェロ・ガンディーニ氏の特徴の一つでもある、リヤフェンダーが後方に向かって斜め上になるデザインも上手く踏襲されていますね。

とはいえ、先代カウンタックをデザインしたマルチェロ・ガンディーニ氏当人はというと、今回の新型カウンタックのデザインに関しては否定的で、一切関与していないことを公式プレスリリースを通して発表済み。

SNSなどではなく、敢えて公式プレスリリースにて発表するほどに、マルチェロ・ガンディーニ氏も自身のデザインしたオリジナルカウンタックにプライドを持っているのだと考えられ(厳密には彼の娘さんを経由してのプレス発表)、もしかしたら新型カウンタックの発売には一番反対していた人物なのかもしれませんね(当人の意に反してビジネスに走ってしまったのが今のランボルギーニでもある)。

リヤビューはシアンFKP37から踏襲された三眼テールランプを採用しながらも、カウンタックをモチーフにしたテール形状や、センター寄りとなる両サイド2本出しマフラーや、リヤディフューザー、そしてホイールハウスカバーなどを装着しないむき出しのタイヤなどは、カウンタック由来。

このモデルが顧客に納車された瞬間、おそらくランボルギーニとマルチェロ・ガンディーニ氏との関係性は一気に悪化することになると思いますが、常に時代の変化とビジネスを重要視するランボルギーニとしては、苦渋の選択ではあったと思うものの、ハイブリッドやピュアEVといった次なるステージに向かうために、こうした大きな壁を乗り越えるための敢えての選択だったのかもしれません。

【THE FIRST LAMBORGHINI COUNTACH LPI 800-4 ON THE ROAD!】

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Reference:CARSCOOPS, motor1.com