フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンの試乗車インプレッション!車線逸脱抑制警告の性能が大幅に向上し、カーブに差し掛かるとディスプレイもカーブ画面に

2022-07-06

引き続き、ホンダ新型ステップワゴンをインプレッションしていこう

この他にも、ホンダ新型ステップワゴンの気になるポイントを見ていきましょう。

ディーラーオプションの15.6インチ後席ディスプレイはとにかく大きい

今回ホンダディーラーより準備して頂いた新型ステップワゴンSPADAの試乗車ですが、どうやら15.6インチのフルHD後席ディスプレイも装備しているとのことで、実際に確認してみたところ「とにかくワイドでデカい」ということ。

ノートパソコンの15.6インチよりももう少しワイドにした印象ですが、実際にこのモニターを展開した状態で運転してみたところ、ルームミラーから見た時の後方視界は全く問題なく、上半分どころかフレーム部分がほんの少し見えるレベルなので、個人的にはデジタルインナーミラーは無くても全く問題ないと考えています(まさかここまで見やすいとは思わなかったので、私はディーラーオプションのデジタルインナーミラーを選択してしまった…)。

夜間時に使えそう?LEDブルーイルミネーション付き

ちなみに15.6インチのリヤモニターを装備すると、上の黄色矢印の通りLEDブルーイルミネーションのON/OFFスイッチがあるので、ON(点灯)すると赤矢印の通り点灯する仕組みになっています(10.1インチ後席モニターにはLEDブルーイルミネーションの設定無し)。


この他の車内のちょっと気になるところ

全体的に装備内容も充実していて、ドライビングサポートもかなり進化している印象ですが、2列目以降のルームランプや、スライドドア下のカーテシーランプは非LED(電球)なのはちょっと残念なところです。

そしてこちらは、3列目に座った際の足元のスペース。

身長182センチの私が、2列目のキャプテンシートを適度にリクライニングした状態にしたところ、それでも膝先と2列目シートバックとのクリアランスはコブシ半分ぐらいで、広いわけではないものの、圧迫感はありませんでした。

競合モデルの新型ノア/ヴォクシーで不満に感じていた2列目アームレストは?

そして最後は、個人的に最も気になっていた2列目キャプテンシートの左右に設けられたアームレスト(SPADA/SPADA PREMIUM LINEの3列7人乗りのみ設定)。

上の画像の通り、シートを倒さない状態で水平に角度調整することは可能なのですが、肝心なのはリクライニングしたあとのアームレストの角度調整。

競合モデルのトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)だと、リクライニングした後のアームレストは更に角度を落とすことはできないため、どうしてもウルトラマンのジャミラのような体勢になってしまうんですね。

一方で新型ステップワゴンは、上の画像の通り、更にアームレストを下に倒すことができるため、リクライニングで倒してもアームレストが邪魔にならないのは非常に魅力的。

これだけでも後席の使い勝手や快適性も大幅に違ってくるので、新型ステップワゴンを選ぶ理由の一つに入れても良いのではないかと考えています。

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