5度目のリコールとなったスバルのフルモデルチェンジ版・新型レヴォーグや、発売されて半年しか経過していない新型WRX S4に早くもサービスキャンペーン!

新型レヴォーグ5度目のリコール直後、実は新たにサービスキャンペーンも通知されていた

2022年5月末、スバルのフルモデルチェンジ版・新型レヴォーグ(Subaru
new Levorg)とフォレスター(Forester)、そしてレガシィ(Legacy)の3車種に、EGR圧力センサー絡みの不具合が生じ、特に新型レヴォーグは、これで累計5度目のリコールとなります。

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これに加えてスバルは、新たにフルモデルチェンジ版・新型WRX S4とレヴォーグの2車種・計3,437台にサービスキャンペーンを通知したことを明らかにしました。

具体的にどういった不具合が生じ、どの時期に製造されたモデルが不具合の対象となっているのか?チェックしていきましょう。


運転支援装置が作動しない恐れアリ

今回の不具合の内容としては、運転支援装置において、カメラの画像認識プログラムが不適切なため、カメラシステム内部に通信異常が発生することがあるとのこと。

そのため、警告灯が点灯し、運転支援装置が作動しないおそれがあるとしてサービスキャンペーンを届け出ています。

参考までに、どのモデルが対象となっているのかをまとめてチェックしていきましょう。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[レヴォーグ]
・4BA-VN5/VN5-035004 ~ VN5-036727/令和4年1月26日 ~ 令和4年4月6日/1,280台

・5BA-VNH/VNH-002001 ~ VNH-003581/令和4年1月26日 ~ 令和4年4月22日/1,559台

[WRX S4]
・5BA-VBH/VBH-002009 ~ VBH-002665/令和4年1月26日 ~ 令和4年4月25日/598台

改善措置としては、全車両、運転支援装置の制御プログラムを対策プログラムに書き換えるサービスキャンペーンを実施するとのことです。

ところでサービスキャンペーンやリコール、改善対策との違いは?

ちなみにリコール等の不具合は「起きないことが一番安全」ではあるものの、工業製品である以上、どこかしら不具合が生じる恐れがあり、その対策や処置としてリコールや改善対策、サービスキャンペーンが存在します。

処置の重要度しては「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」の順番となり、リコールの場合だと「事故や走行が困難」といった問題に発展する恐れ、サービスキャンペーンだと「事故が発生するほどではなく、公道走行に支障を来すほどのレベルではない」内容になると言われています。

それぞれの内容の違いは以下の通り。

【リコール/改善対策/サービスキャンペーンの違い】

◇リコール
その不具合が原因で道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態。放置しておいたら重大な事故に繋がる可能性があり(エンストや火災など)。

◇改善対策
道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態(排ガスや動作不良)。

◇サービスキャンペーン
上記には該当せず、その不具合が原因で品質上の問題など不快な思いをする可能性がある状態。放置しておいても、不快な思いはするが、重大な事故等の危険に繋がる事はない。従って、キャンペーンは放置しても特に問題はない。(車検も通り、壊れるような箇所ではない)

via:Suzuki

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Reference:Subaru