フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンの11.4インチナビゲーションディスプレイの使い勝手は?トヨタ新型ノア/ヴォクシーとも比較してみよう

2022-07-06

引き続き、ホンダ新型ステップワゴンとトヨタ新型ノア/ヴォクシーのナビゲーションの使い勝手について比較インプレッション

新型ステップワゴンの高速道路インフォメーションはわかりやすい

続いてホンダ新型ステップワゴンの高速道路ナビゲーションを見ていきましょう。

これは他のラインナップモデルのギャザズ製ナビゲーションディスプレイと共通ではありますが、各インターチェンジ(IC)/パーキングエリア(PA)/サービスエリア(SA)/高速道路の名称や到着するまでの距離、そして到着予想時刻が記載されているのはグッド。

サービスエリア/パーキングエリアにはどういった施設(レストラン、コンビニ、ガソリンスタンド等)があるのか、到着予想時刻もどれぐらいなのかといった事前情報があると、後席に座る子供が「トイレに行きたい」「あとどれ位で着くの?」といった質問にもすぐに答えられるのは便利。

高速道路インフォでは、SA/PAのみの情報に切り替えることも可能

この他にも、ナビゲーションディスプレイの右下には「SA/PA」タッチパネルがあり、これをタッチすると各インターチェンジが省略され、SA/PAの情報だけが公開されるので、「どのサービスエリアのどのコンビニに行きたいのか?」「どこのレストランで、どこのお土産が買いたいのか」なども決められ、目安となる到着時刻も表記されているので、こういった情報は非常にありがたいところ。


新型ノア/ヴォクシーの高速道路インフォメーションも課題多め

一方でトヨタ新型ノア/ヴォクシーの新世代コネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオPLUSだと、各IC/PA/SAの情報は出てくるものの、到着するまでの距離、PA/SAの施設情報等はあっても、到着予想時刻が記載されていないのは非常に残念。

あとは走行中に助手席に座っている方に「もう少し先のSA/PAまでどれぐらいの距離なのか」「目的のICまでどれぐらいの距離なのか?」をスクロースしてもらっても、スクロールのレスポンスが非常に悪くて非常にストレス(この点は走行中の場合だと操作に制限がかけられるようです)。

TVキャンセラーONにすれば、スクロールのレスポンスは良くなるのだが…?

ただ、ディーラーオプションのTVキャンセラー(TTR-47)をONにすると、スムーズにスクロールできるのですが、その代わりTVキャンセラーONの間は、「ナビが自車位置を把握しない(停止したまま)、ナビや音声ガイドも全て停止」してしまうため「使えないな…」と思ってしまうのが正直なところ。

あくまでもナビを使うならナビだけ、テレビを見たいならテレビだけ、という安全性を考慮したものだとは思うのですが、もうちょっと使い勝手を良くしてほしい…というのが正直なところです。

新型ステップワゴンでは、走行中でもテレビ視聴に加えてナビも機能する

ちなみに新型ステップワゴンの場合、走行中にナビゲーションディスプレイでもDVDやテレビが見れるようにキャンセラーキットを装備していますが、テレビ視聴中でもナビゲーションや音声ガイドは機能しているため、使い勝手としては特に問題なし。

この辺りはディーラーオプションナビ特有のものなのかは不明ですが、未だホンダのメーカーオプションHonda CONNECTディスプレイオーディオでは、純正のTVキャンセラーが販売されていないようです(新型ステップワゴンではメーカーオプションのディスプレイオーディオは販売されていない)。

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