フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイル(T33)の実車を見てきた!「後席シートは前後スライド&リクライニング可」「タイヤはハンコック製」等

引き続き、日産の新型エクストレイルe-POWERの実車をインプレッション

Gグレードの19インチアルミホイールには、ハンコック製タイヤが装着されていた

続いて、日産の新型エクストレイルe-POWERの足もとのタイヤアルミホイールですが、私が拝見したGグレード(e-4ORCE)には、19インチタイヤアルミホイールが装着されていて、ホイールスポークデザインも上の画像の通り切削光輝+ブラックのデュアルトーンタイプ。

そしてちょっと意外だったのは、タイヤ銘柄が韓国ハンコック製のVentus S1 evo 3だったこと。

今回展示されていたモデルは、実際にディーラーに配備される試乗車・展示車だったので、ハンコック製タイヤであることはほぼ濃厚ですが、それ以外の18インチタイヤや、特別仕様車X エクストリーマーXにはどのようなタイヤ銘柄が採用されるかは不明。

ここ最近のBセグメント~DセグメントSUVの上位グレードになってくると、ミシュラン製プライマシー4やTOYO TIRE製プロクセスR46 Aなどを装着している例もありますが、ハンコック製だったのは驚き。

ちなみに装着されているタイヤは、ハンコックのラインナップでも優れたパフォーマンスモデルで、アウディやBMW、フォード、日産、ポルシェ、トヨタ、フォルクスワーゲンとのグローバルオートモーティブパートナーを築いていたり。

この他にも、以下の特徴も備えています。

トレッドコンパウンド:HSSC(Highly Enriched Systhetic Silica Compound)は、高純度で高品質のシリカコンパウンドを通常のタイヤの2倍の時間、低温で加硫する新技術のコンパウンド。これにより、分子間の混合が増加し、安定した走行性能と燃費の向上が保証されます。

◇高強度補強ベルト:高レベルの初期出力と初期加速に対応するために、タイヤの強度が向上。

◇高張力鋼ベルトワイヤーの適用:外部からの衝撃を完全に吸収する高強度ベルトを採用し、タイヤの耐久性と乗り心地を向上。

◇二層繊維補強材:カーカス繊維補強材の二重構造でありながら、タイヤの硬度は構造的に保証。

◇折り畳まれたベルトエッジの年齢:ベルトの耐久性が向上しました

◇強力なジョイントレスビードワイヤー:ホイールとジョイントの結合力を高めることで、初期加速度が高くてもタイヤは常にホイールに装着。


後席もチェック!リヤシートは左右で前後スライド可

続いて後席ですが、個人的に驚いたのは「リヤシートが前後にスライド」できること。

これはちょっと予想外だったと言いますか、SUVで後席をリクライニングできるモデルは非常に多いものの、まさかフロントシートのように前後スライドまでできるとは…

もちろんフロントシートに比べたらリクライニングの移動量は少ないものの、それでも身長182センチの私が座っても、フロントシートバックとのクリアランスはコブシ2個分以の空いているので快適。

競合モデルと言われているトヨタ新型ハリアー(Toyota Harrier)/RAV4、マツダCX-5、スバル・フォレスター(Subaru Forester)よりも広いことは間違いなかったです。

後席を後方にスライドすることで、後席の乗降りも楽

そして前後にスライドできることで、後席の乗り降りが非常に楽というのも大きなポイントだと思います。

上述のハリアーやRAV4、フォレスターに比べて、後席の着座ポイントは深めな印象を受けていて、更にリヤドア開口部はそこまで小さくなく、頭が天井にあたることもないのもグッド。

ヴェゼル

ちなみに後席が後方に予めオフセットされていて(手動でのスライド調整不可)、個人的に乗り降りしやすかったモデルがホンダ新型ヴェゼル(Honda New Vezel)ですが、エクストレイルは更にドア開口部も大きいため、これまで乗ってきたSUVのなかではエクストレイルが一番乗降りしやすいのかもしれません。

女性には嬉しい!ロールサンシェードも装備

そしてもう一つ注目したかったのが、後席にロールサンシェードが装備されていること。

これも競合モデルのハリアー/RAV4/フォレスターには装備されておらず、最近のミニバン系や軽トールワゴンには装備されるようになってきた「女性に優しいユーティリティアイテム」。

特に後席に子供や妻、茶道関係で着物を着たお客さんを乗せることが多い私にとっては、ロールサンシェードの有無は結構重要。

こういったところも実車を見るまでは気付かなかったポイントでしたし、改めて購入して良かったと思えるポイントです。

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