一体どこで眠ってたんだ…限定僅か19台の日産スカイラインGT-R R34 Nismo Z-Tuneが約2.8億円で高額落札!盗難だけは注意してほしい一台

2022-08-19

引き続き、希少な日産スカイラインGT-R R34 Nismo Z-Tuneを見ていこう

引き続き、日本円にして約2,7億円で販売されている日産スカイラインGT-R R34 Nismo Z-Tuneを見ていきましょう。

このZ-Tuneの特別装備としては、レーシングビットの追加やフロントフードボンネットのダクト追加、Z-Tune仕様にワイド化されたボディ、そしてレーシーなザックス製サスペンションセットアップと、ブレンボ製ブレーキセットアップ(フロント6ポットキャリパー+365mm 2ピースローター、リヤ4ポットキャリパー+355mm 1ピースローター)を施すなど、パワーだけでなく細部のアップデートも充実。

リヤは公開されていませんが、デュアル構造のチタンマフラーやカーボンプロペラシャフト、トランスファー周辺のフロアを覆うドライカーボン製補強パネルなども、全てZチューン専用コンポートネントになっています。

もちろん、これらの工程は全てNismoが「手作業」で行い、スポット溶接の追加による剛性向上と、目に見えないところのカーボンファイバーパーツ追加により、性能向上だけでなく品質も向上。


ところでこのモデル、アメリカ独自の輸入規制「25年ルール」は大丈夫なの?

車内も非常にスポーティなブラックとレッドのデュアルトーンカラーで、シート表皮やダッシュボード等の汚れや傷などは特に無し。

ちなみにこのモデルですが、販売先はアメリカとなっているものの、ご存じの通りアメリカ独自の輸入規制となる25年ルール(日本製スポーツカーなど含む右ハンドルモデルが製造されてから25年間は輸入できない)をクリアしておらず、2032年を迎えるまでは特別な倉庫もしくはガレージにて保管しておくことになります。

最近では、「25年ルール」規制に引っ掛かることをわかっていながら、日本の国産スポーツカーを盗んで解体→不正に輸入する例も少なくはなく、それがきっかけで逮捕された人も少なくはありません。

Z-Tuneも盗難の対象候補に含まれているでしょうし、今後更に高騰することは確実でしょうから、取り扱いには注意してほしいところ。

それにしても…未だ25年ルールが解禁していない中で約2.8億円の価値を持つわけですから、輸入規制が解禁となる2032年には、一体どこまで高騰しているのかも気になるところです。

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Reference:GTSpirit