ホンダが2022年10月「2回目」の工場出荷目途一覧を更新!全車種のうち90%近くが「半年以上」の納期…新型ヴェゼルはガソリン/e:HEV共に更に納期が延びているようだ

ホンダの主要ラインナップモデルの納期についてチェックしていこう

新型シビックタイプR(FL5)は遂に納期2年以上?

まずはホンダのハードコアスポーツハッチバックの新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)から見ていきましょう。

2022年9月1日に発表されて1ヶ月ほどしか経過していませんが、既に先代FK8の累計販売台数を突破し、しかも限定販売ではなくカタログモデルとして引き続き受注を受け付けているため、日々バックオーダーを多く抱えているとのこと。

月産目標台数は400台に対し、バックオーダーは既に1万台を突破していますから、単純計算で25倍以上ということになりますが、やはり一番気になるのは納期。

私がいつもお世話になっているホンダディーラー曰く、2022年9月1日から1週間ごとに割り当て分の受注報告を行っているとのことで、1週間経過するにつれて納期が1ヶ月~1か月半ずれていくとのことから、単純計算で受注報告が1ヶ月ずれるだけで納期は4ヶ月~6か月ずれ込むことに。

2022年10月1週目の受注報告の時点では、工場出荷目途としては2023年5月~7月頃とのことですが、これはあくまでも先行予約のタイミングで購入・契約された方々のオーダー報告分になりますから、おそらく発売日以降に購入・契約された方々の受注分となると、「年内に受注報告が入るかどうか…」というレベルになってくるため、そうなってくると発売日に購入・契約された時点で納期2年以上というのも十分に考えられるかもしれませんね。

【【シビック TYPE R】新型CIVIC TYPE R 生産現場の想い「永遠の挑戦~最高のTYPE Rをお届けするために~」】

上の動画は、ホンダが公開した新型シビックタイプR(FL5)に生産工場の流れ。

寄居工場独自の高品質生産に対し、いかにシビックタイプRの生産が複雑かつ緻密で、ハードルの高いものであるかがわかりますし、ホンダが一人ひとりのユーザーに本気で届けたいという強い想いが伝わってくる内容でもあります。


新型ヴェゼルはまた更に納期が延びた模様

続いてもホンダの主要&大人気モデルとなる新型ヴェゼル(New Vezel)ですが、2022年10月初旬に購入・契約した場合、人気グレードe:HEV Zで納期1年2か月以上、e:HEV Xで11か月~1年、ガソリンGで10か月以上とのこと。

新型ヴェゼルもこれだけ長納期化が進んでいるにも関わらず、トヨタのように受注一旦停止する気配がないことから、恐らく2024年モデルに向けた一部改良もしくはマイナーチェンジの可能性は限りなく低いですし、もっと言ってしまうと2022年1月に東京オートサロン2022にて発表されたModulo Xも発売しないのでは?とも思えてきたり。

本当は2022年央頃に発売予定だったモデューロX

当初2022年央頃に発表・発売予定だった新型ヴェゼルModulo Xですが、おそらくホンダ側もここまで新型ヴェゼルが長納期化するとは予想もしていなかったと思いますし、まさかプレスリリースもせずに2023年モデルをサイレントリリースするとは思ってもみなかったでしょうから、まずは受注並びに納期が落ち着かない限りは進展はないかもしれませんね。

ホンダN-BOXも在庫があれば短納期だが、在庫が無ければ半年以上

そして最後は、ホンダの大人気軽モデルN-BOX。

こちらも特別仕様車N-BOX Custom STYLE+ BLACKを中心にバックオーダーが集中しているとのことですが、各販売店にて見込み発注分の車両在庫があれば短納期も可能とのこと。

ただし、これはあくまでも購入者が希望とするグレード、ボディカラー、オプションが揃っていればの話になるため、その在庫が無かった場合は新規でのオーダーとなり、納期としては半年以上になるとのこと。

2020年よりも以前は、軽自動車の場合だと注文後1ヶ月~2か月ほどで納車されることが普通でしたが、今でも軽自動車でも納期半年以上が当たり前となりましたね。

今後この状況がいつまで続くのかはわからないものの、1日でもはやく納期が短縮されることを祈るばかりです。

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Reference:Honda