スペックはNISMOを意識?日産の新型フェアレディZ GT4(RZ34)の実車がSEMAショー2022デビュー!エネオスがスバルWRX STIのエンジンをぶち込んだポルシェ911 GT3 STIを世界初公開

ポルシェの水平対向エンジンではなく、スバルWRX STIの水平対向4気筒エンジンを搭載したポルシェ911とは?

続いても、アメリカSEMAショー2022にて世界初公開されたモデルを見ていきましょう。

日本の石油会社エネオス(ENEOS)が、チューニングカスタムされた日産フロンティア(Nissan Frontier)やダットサン521、テスラ・モデル3(Tesla Model 3)、1997年式アキュラ・インテグラタイプR(Acura Integra Type R)を特別展示するなか、その中のメインモデルとなるポルシェ911の過激カスタムモデルを世界初公開しました。

そのモデルというのが、ポルシェ911GT3 STIと呼ばれるモデルで、勘のイイ方だと「んっ?STIってあのスバルのSTI?」と思われる方も多いかと思います。

実はこのモデル、2008年式スバルWRX STIの水平対向4気筒ターボエンジンをスワップした魔改造モデルで、しかもベースとなるモデルはポルシェ911。

落札されたポルシェ911にはボクサーエンジンが搭載されていなかった→それじゃスバルWRX STIのボクサーエンジンを積もう

一体なぜ911にスバルWRX STIのエンジンをスワップしたのか?というと、カスタム&チューニングを担当したDevSpeed社が、エンジンを搭載していない2007年式の911GT3を落札したことがきっかけだそうで、そこからリヤ部分に水平対向4気筒ターボエンジンをぶち込んだとのこと。


スバル製エンジンをアップデートし、最高出力550馬力まで大幅アップデート!

もちろん、ただ単純にスバル製水平対向4気筒ターボエンジンを搭載するだけでなく、ポルシェの水平対向エンジンに負けないレベルでターボの改良や大型インタークーラー、オーバーホールされた燃料システム、カスタムエキゾーストシステム、スバル製の6速MTを採用することにより最高出力550hpを発揮。

ちなみに駆動方式は、四輪駆動(AWD)ではなく後輪駆動(RWD)のままとなっています。

911 GT3 STI には、サーキットでの走行中にホイールをすばやく交換できるように、エアジャッキ付きのBCレーシング製の調整可能な車高調も装備。

更にイギリスのVADデザインのGT3Rレースカーボディキットには、19インチのRotiform917ホイールを取り付けるためにワイドフェンダーを装備。

そして車内はほんの一部ですが、ロールケージや軽量フルバケットシートを装備するなど、まさにレーシング仕様に特化したスペシャルモデルにアップデートされています。

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Reference:motor1.com, ENEOS, Nissan