これ大丈夫か…?トヨタUSA幹部がフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300をアメリカ向けに販売することを示唆→日本市場向けはまた後回しで更なる長納期の恐れも?

仮にアメリカ市場向けの復活が決まった場合、円安などの関係から優先度としてはアメリカの方が高くなりそうだが…

ただしここで懸念されるのが、仮にアメリカ市場向けにトヨタ新型ランドクルーザー300が販売されることが決定した場合、生産・出荷・輸出の優先度はどこまで高くなるのか?ということ。

おそらく製造元は、トヨタ車体・いなべ工場になるかと思われますが、円安の影響で輸出が優先される可能性がある場合、2021年8月時点で先行予約しているユーザーの車両が一切納車されず、その一方で後から販売されたアメリカ市場向けのランクル300が先に納車されるとなれば「ユーザーも黙ってはいない」と思うんですね(企業としては間違っていない選択だと思いますが、販売店やユーザーからの信頼、ブランド崩壊は避けられない)。

あくまでもまだ予想・推測の段階での話になるため、本当にこのような流れになるかはわかりませんが、露骨に輸出を優先しているトヨタ/レクサスの流れを見ていると、ランクル300も流れを汲む可能性は十分に考えらえるわけで…

そうなると日本市場向けで「4年以上」の長納期が、更に「5年以上…6年以上」と納期が長引くようなことがあればさすがにお手上げ(ところで中東市場向けの納期ってどれぐらいなの?)。

アメリカ市場向けの市販化のタイミングが、日本向けの生産・出荷が落ち着いたタイミングで進められるのであれば話は別だと思いますが、こればかりは何とも言えないところ。。


情報共有として定期的に工場出荷目途一覧が掲載されているが…

なおトヨタといえば、公式ホームページを通して定期的に工場出荷目途一覧を更新していますが、そのほとんどが「詳しくは販売店にお問い合わせください」。

ちなみに「詳しくは販売店にお問い合わせください」という内容に対し、実際にトヨタディーラーに問い合わせても「メーカーに問い合わせてみないとわからない」との回答がほとんどだと思うので、公式サイトに掲載する情報としては不適切。

なかには抽選販売や受注一旦停止といった理由で「詳しくは販売店にお問い合わせください」と記載している可能性も考えられそうですが、(あくまでも個人的な考えですが)受注を受け付けられないモデルは一覧に記載しない、もしくは「予定生産数に到達したため受注停止中」など、もう少し具体的な情報を明記したほうが良いのでは?と思ったりもします。

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Reference:MotorTrend, CARSCOOPS