フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴキャンバスが納車されて2か月が経過!何かと酷評されがちなスマートアシストの精度や使い勝手はどうだ?

ダイハツ新型ムーヴキャンバスの予防安全装備スマートアシストをインプレッション!

まず高速道路で真っ先に活用したのが、Gグレードではメーカーオプション扱いとなっている全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)。

自然吸気系ということもあり、高速道路では常に回転数を高くキープした状態で走行することになりますが、そのなかで法定速度を守りつつ走らせてみたところ、平坦なストレート(前方に車両が居ない場合)であれば回転数をバラつかせることなく、アクセルを踏まなくともナチュラルな加速とエンブレによる減速を繰り返してくれるため、旧世代のような機械的で急加速・急減速といったことは無かったそうです。

上り・下り坂でのACC制御はどうだ?

そして高速道路の上り坂においては、急加速で設定速度まで到達するのではなく、こちらもGを感じさせないよう、しかし回転数を高めて加速していくため、その点は軽自動車特有の煩わしさはあるものの、自身でアクセルを踏み込んで操作しているわけではないので疲れたりすることは無かったそうです。

反対に下り坂においては、傾斜角にもよりますが、緩やかな下りであればエンブレを活用しながら速度調整を行っていて、急傾斜であれば滑らかなブレーキングで速度調整していたとのこと。

ACCの精度はホンダ新型ステップワゴンに近い?

父の感想を聞いていると、どことなくホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)のACCに近い精度だと思われますが、この点は後日私も高速道路でインプレッションしてみたいところ。

競合モデルのホンダ新型N-BOXカスタムLターボ・スタイル+ブラック(New N-BOX Custom L Turbo STYLE+ BLACK)だと、上り坂でのACCの加速はGを感じるような急加速でもあったため、この点は比較してみたいところですね。


レーンキープコントロール[LKC]は少し課題が残るか?

一方でACCと絡めて活用したレーンキープコントロール[LKC]についても聞いてみましょう。

この機能は、約60km/h以上で⾛⾏中、ACC作動時にクルマが⾞線の中央付近を安定して⾛⾏するようハンドル操作をアシストするためのものになるため、ACCを活用していないときにはLKCが反応しないということに(個人的にはACCとLKCは別々にしてほしかった…)。

高速度域でのLKCの精度に関しては、車線と車線の中央というよりも、どちらかというと路側側?の実線に寄る傾向があるとのこと(基本的には片側2車線で、走行車線でしか活用しなかったそうです)。

もしかすると追い越し車線との接触を避けるため?なのかもしれないのですが、追い越し車線や3車線の中央を走行する場合、どういった挙動を見せるのかも気になるところですね。

今回はあくまでも一部でしたが、父の感想としてはムーヴキャンバスのスマートアシストの精度は悪くはないと感じているそうで、今後も活用していきたいとのこと。

長納期問題でようやくETC2.0車載器が装着できたため、今後は定期的に高速道路を活用する機会もあるとのことですし、私も可能な限り積雪の前にインプレッションしたみたいところです。

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