これは酷い…環境団体が世界のSUVタイヤの空気を抜く迷惑行為を繰り返す。「2022年3月に始まって以来、既に10,000台ものSUVの空気を抜いてきたぜ!」

環境団体ではなく、もはや犯罪者集団と変わらないような気もするが…

過去これまで、美術館の絵画にオイルをぶちまけたり、モーターショーにてスーパーカー(フェラーリ等)にペンキを塗りたくっては迷惑行為を繰り返してきた環境団体。

今回新たに、反SUV運動チームで「SUVが走るのを許すくらいなら、法律を破った方がマシだ」と主張する環境保護団体Tyre Extinguishers(タイヤの消火器)が、世界中のSUVのタイヤの空気を抜く、もしくはタイヤを破壊する迷惑行為を繰り返しているとして問題になっています。

Tyre Extinguishersはチームリーダーが存在せず、各々で活動する迷惑集団ですが、この運動を行っている公式ウェブサイト並びにTwitterを見ていくと、どうやら2022年3月に開始して以来、世界のSUVモデルを対象に、1万台ものタイヤの空気を抜いてきたと説明しています。


僅か2日間で、約900台ものSUVのタイヤ空気を抜いてきた

そしてここ最近、環境団体が実施した驚くべき活動として、2022年11月28日~29日の僅か2日間で、世界8か国19都市で900台ものSUVタイヤの空気を抜いたと自慢げに話しており、今後もこの活動をやめることは無いとのこと。

更に環境団体によれば、今回の活動は「歴史上、高炭素車に対する最大の協調的で世界的な行動であり、今後さらに多くのことが行われる」と説明していることから、僅か2日間で900台ものSUVの空気を抜くことは序の口であり、更にハイペースで世界のSUVタイヤの空気を抜くことにより、SUVが走ることのできない環境を作りだしていくと語っています。

SUVに乗るのではなく、今後無料になるであろう公共交通機関に多額の投資を行うを呼び掛けている

環境団体たちは、この行動の背後にある理由をSUV所有者に知らせ、彼らの安全を確保するために「武装解除された」車両にリーフレットを残しているそうですが、SUVオーナーからしたら迷惑でしかなく、そもそもなぜSUVだけに限定するのかも疑問。

環境団体は、政府に対して都市部でのSUVの使用を禁止し、その代わりに無料の公共交通機関に多額の投資を行うよう求めているそうです。

SUVはガソリンモデルやハイブリッドモデルだけでなく、ピュアEVも対象

なお、Tire Extinguishers公式Webサイトによれば、「SUVの見分け方」に関する専用ページが設けられていて、対象となる車両は「普通車よりもはるかに大きく、その上にそびえ立ち、膨大なスペースを占める」と説明。

ランドローバー・ディスカバリーやボルボXC90、ジープ・コンパス、先代の日産ジューク/キャシュカイ/エクストレイル、トヨタ新型ハリアー/RAV4などの人気SUVモデルの写真も含まれていて、更に詳細な手順が記載された「SUVタイヤの空気を抜く方法」が記載されています。

興味深いことに、「公害」をもたらすICE搭載のSUVに反対するだけでなく、ピュアEVパワートレインのSUVモデルも対象にしているとのことで(つまりは日産アリアやトヨタbZ4Xなども対象)、排ガス規制云々ではなく、単純にSUV車両への嫌がらせを行う集団であることは確か(この環境団体は、SUVに何か特別な恨みでもあるのだろうか…)。

何とも理解しがたい迷惑行為ではありますが、Tire Extinguishersの広報担当者であるマリオン・ウォーカー氏によれば、「この活動に必要なのはリーフレットとレンズ豆だけである。私たちの運動は成長し続ける。一度アイデアが出てしまったら、それを止めることは誰もできません」と語っています。

ビジネスインサイダーが報じたように、ウォーカー氏はタイヤの空気を抜いた行動を「正当化」していて、 SUVは気候災害であり、大気汚染を引き起こし、他の道路利用者にとって危険であることを強調。

そして「それらを運転する人々を除き、誰もがそれらを嫌っていて、気候変動対策やきれいな空気、より安全な道路を丁寧に求めることは失敗した」語っていることから、もはや正義という名の犯罪行為に過ぎないですし、いつか日本でも同様のことが起きてしまうのでは?という不安もあったりします。

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Reference:CARSCOOPS