フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスPHEVの一部主要諸元が公開!但し日本仕様ではなく欧州仕様…ピュアEVのみでの航続可能距離は69km
トヨタ新型プリウスPHEVの内装とスペックもチェックしていこう
続いて、トヨタ新型プリウスPHEVのインテリアを見ていきましょう。
日本仕様では細かく確認できませんでしたが、運転席から助手席にかけてブルーのアンビエントライトが点灯するだけでなく、足もとにもフットイルミネーションが装備されているようですね。
ちなみに日本仕様はレッドのアンビエントライトが点灯していましたが、もしかするとレクサス新型NXのようにマルチカラーに対応している可能性も高そう。
メーターデザインはちょっと気になるポイントも…?
続いては運転席のメーターデザインを見ていきましょう。
TFTマルチカラー部分が7インチに対し、両サイドのLCDは非常にコンパクトなので、それらを組合わせても12.3インチは無さそうですね。
ピュアEVクロスオーバーのbZ4Xに倣うように、メーターフードを搭載することなく、ダッシュボードのかなり奥の方に設けられていますが、実際に運転席から見た時の視認性や太陽の光による反射で見づらくならないか?などが心配。
過去にbZ4Xには何度か試乗させていただきましたが、運転席から見たときのメーターはかなり見づらかった記憶があったため、新型プリウスではそれらが改善されていることを期待したいところです。
新型プリウスの物理スイッチ系は個人的に好印象
こちらはセンターシフト周り。
エレクトロマチックシフトは、トヨタ新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)/レクサス新型NX/RXと共通で、それ以外の電動パーキングブレーキスイッチやオートブレーキホールド、PHEVモード、ドライブモードレバーなども他車種とほぼ同じレイアウトですが、スイッチ系はピアノブラック調ではなくハードプラスチックなのは個人的に好印象(ピアノブラック調だと指紋がやたらと残って見てくれが悪く、キズも目立ちやすい)。
こちらは前後方録画機能付きとなるデジタルインナーミラーが搭載され、ルームランプスイッチなどはピアノブラック調ではなくハードプラスチック。
ちなみに私も所有しているレクサス新型NXだと、先ほどのセンターコンソール周りの物理スイッチ系やルームランプ系が全てピアノブラック調となっていますが、やはり指紋やちょっとした小傷が非常に目立ってしまうため、個人的に”下手に高級感を出す”のではなく、潔くプラスチック素材を活用するのも重要だと思っていて、今回の新型プリウスのスイッチ類の見せ方は好印象だと考えています。
こちらはシート関係。
おそらくは合成皮革のスポーツシートだと思われますが、シート調整も8way式電動パワーシートが装備されていて、日本仕様同様にメモリー機能付きだと予想されます。
コチラは後席スペース。
フロントシートがどれだけ前方にスライドしているかはわからないものの、足もとのスペースは大きく確保されていますね。
あとは後席用のUSBポートやシートヒータースイッチ?らしきものも確認できます。
新型プリウスPHEVのパワートレインやEV航続可能距離は?
最後に欧州市場向け新型プリウスPHEVのパワートレインですが、日本仕様同様に排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーター+13.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したプラグインハイブリッドシステムで、システム総出力223hpを発揮、ピュアEVモードでの航続可能距離は69km(日本仕様は70kmを超えている)と、RAV4 PHEV/ハリアーPHEVに比べると少な目の航続距離となります。
但し、RAV4 PHEV/ハリアーPHEVには搭載されていない機能として、メーカーオプションではありますがルーフソーラーパネルを準備していて、1日あたり8km航続可能距離を増やすことが可能で、数日間青空駐車をしていればフル充電も可能とのこと。
以上が欧州市場向け新型プリウスPHEVの内外装デザイン並びに主要諸元の一部となりますが、発売時期としては2023年中頃を予定しているとのこと。
おそらく製造元は日本になると予想されますが、日本市場向けの割り当て台数に対して、欧州や北米市場の割り当て台数がどれぐらいになるのか非常に気になるところですね。
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Reference:Toyota