レクサス新型NX350h F SPORT納車後”初”のバッテリー上がり!JAFに救援要請→何とかエンジン復帰するも、結局1時間半ほどエンジンをかけっぱなしにすることに

レクサス新型NXでのバッテリー上がりは初めて

2021年12月に私に納車されて1年1か月以上が経過しているレクサスのフルモデルチェンジ版・新型NX350h F SPORT[2WD]。

本モデルにはスタッドレスタイヤを履かせていないため、冬場は1週間に1回のペースで30分ほどエンジンをかけてバッテリー上がり対策をしていたのですが、先日2週間ほどエンジンをかけずに放置していたことがあったため、前回ブログでもご紹介した2023年2月1日のOTAアップデートを行うことも含めてエンジンをかけようとしたところ、全くエンジンが始動しなかったんですね。

スマートキーによるキーロックは可能だったものの、おそらくそれがきっかけで最後のバッテリーを消耗すことになってしまったのか、その後キーロック/アンロックすらもできない状態となり、おまけにドア開閉も出来ない状態に。


eラッチ式ドアハンドルのデメリットは、バッテリー上がりになるとドアを開けることができない

今回のバッテリー上がりで「これ知らなかったら大変なことになっていたな…」と感じたのが、新型NXより採用された電子式ドアハンドルのeラッチシステム。

いわゆるアウタードアハンドルの内側に設けられたスイッチを押すことで、電気的にドアをオープンするというものですが、基本的にはバッテリーでの動作になるため、バッテリー上がりになるとeラッチシステム自体機能することなく、ドアを開けることができなくなってしまいます。

その際、eラッチシステム搭載車がバッテリー上がりになったときに物理的に開けることが可能となる「非常用ドアハンドル」の存在に気付いていない方も少なくは無く(レクサスディーラー談より)、私も一瞬「どうやって開けるんだっけ…」と考えていたのですが、以下の動画の存在を覚えていたのですぐさま確認することに。

【【レクサスe-ラッチ搭載車】 バッテリーが上がった時の乗車方法】

バッテリーの電圧を測定したら僅か1.5V!

非常用でドアを開けた後、車内のフロンボンネットレバーを引き、フロントボンネット内にあるバッテリーの電圧値をテスターにて測定してみたところ、何と10Vどころか1.5Vしか流れていなかったんですね。

折角なのでブースターケーブルを使って外部からのモーターによって力を加える必要があったわけですが、こういうときに限ってブースターケーブルが行方不明で見つけることができなかったため、急きょJAFに救援要請することに。

JAFに今回の症状と車が停車している場所(自宅ガレージ)を伝え、約30分ほどで到着できるとのことから、しばらくガレージ内で待機することに。

JAFのスタッフさんが到着!早速ジャンプスターターで力を加えることに

約30分後にJAFのスタッフさんが到着し、早速ジャンプスターターを使ってバッテリー端子や他の金属部分に接続。

しばらくして、新型NXのヘッドライトが点灯し、車内も液晶メーターやディスプレイオーディオ、アンビエントライトが起動したものの、エンジンが始動しているわけではなく、いわゆるイグニッションONの状態に。

ここからブレーキを踏みながらエンジンスタートスイッチを押したところ、無事にエンジンが始動しました。

とにかくエンジンを動かしてバッテリーの電圧を回復させることに

ただ、現時点ではまだ電圧が正常な値まで回復していない恐れがあるため、しばらくエンジンを動かしておく必要があるわけですが、私のモデルはハイブリッドになるため、ある一定時間エンジンが動くすると、ハイブリッドバッテリーが供給されて一時的にエンジンが止まる仕組みになるんですね。

できるだけエンジンを動かしてバッテリーが回復するのを待ち、車内はエアコンを常時ONにすることでエンジンが動作する割合を高めていましたが、ここでセンターシフトを”D”レンジに動かしたり、一旦エンジンをOFFにするとバッテリーが回復しないまま停止することもあるため、結果的に電圧が不足したままバッテリー上がりということに。

エンジンを始動して約1時間ほど放置することに

JAFのスタッフさんは、新型NXのエンジンが始動してから約30分ほどでその場をあとにしましたが、私は引き続き車内で待機してエンジンをかけっぱなしに。

待機している間は、2023年2月1日に配信されたOTAアップデートを実施することになるわけですが、バッテリー上がりの際に懸念していたナビゲーションメモリーの初期化などは無く、正常に作動していることも確認。

2ページ目:新型NXに配信されたOTAアップデートの手順と、その後エンジンは再始動できた?