フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザープラド/ランドクルーザー250に初のハイブリッド搭載へ!しかも再々販が期待される新型ランクル70もHEV化との噂も

トヨタ新型ランドクルーザー250だけでなく、ランドクルーザー70の再々販の情報も?

話はトヨタ新型ランドクルーザー250から、新型ランドクルーザー70系の再再販売に関する情報へと変わりますが、これも前回のブログでもお伝えの通り、2023年夏頃~秋頃にかけて日本市場でも販売予定となっています。

以前はランクル70系の発売30周年を記念して、2014年に再販売したことがありましたが、これも発売期間は僅か1年間に限定されていて、その理由が2015年以降の保安基準に適合しないためなんですね。

今回の再再販売は、そういった保安基準や法規制を満たした一部改良版ということになり、その分価格帯も大幅に高くなることが予想されますが、一方でこのモデルがオーストラリア市場にて「ハイブリッド化して再販する」との噂が浮上しているそうです。


V8エンジンではなく直4ハイブリッド?

オーストラリアカーメディアDriveとトヨタ・オーストラリアのセールス&マーケティング担当副社長のショーン・ハンレー氏のインタビューにおいて「V8ディーゼルターボの置き換えとして、直列4気筒エンジン+ハイブリッドシステムを搭載する可能性がある」と説明。

これは新型ランドクルーザー300が、V型8気筒自然吸気エンジンではなく、ダウンサイジング化されたV型6気筒ツインターボで十分補えたのと同じように、ランクル70ではハイブリッドシステムでも十分アシストできるだろうというもの。

新型プリウス1.8L HEVと2.0L HEV同様に、「カーボンニュートラルの実現に向かいつつも、いきなりピュアEVに移行することは、カーボンニュートラルを達成するための手段ではない」という豊田章男 社長の考えのもとだと考えられます。

カーボンニュートラルに向けた動きに対し、トヨタは躊躇いを見せている?

ただその背景には、ピュアEV化の推進をすれば「資源が不足」することは否定できず、年々高騰するリチウムイオンバッテリーを導入することによる車両本体価格の高騰により、結果としてユーザーの購入検討から外れてしまい売れなくなるという流れに。

なお海外メディアWEFとトヨタ・チーフサイエンティストであるギル・プラット氏とのインタビューにおいても、「リチウム鉱山の開発が世界的に計画されている昨今、こういった鉱山の開発や稼働至るには最低でも10年以上かかり、更にバッテリー工場だとそこから2年以上かかる」とコメントしていることから、これはつまり世界的なEV需要がある一定のピークに到達した時点で、リチウムの供給が追いつかなくなるというリスクがあるからで、トヨタ自体がカーボンニュートラルに対して躊躇いを見せているようにも。

但し、これは現時点での判断とヴィジョンを示したものであり、数年後にはその考えも大きく覆す結果になっていることも予想されるため、言い訳じみた内容でEVへの取り組みに否定的と捉えられても不思議ではなく、このままハイブリッド(HEV)/プラグインハイブリッド(PHEV)に頼るのも時間の問題になりそうなところです。

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