15年以上も川底に沈んでいた盗難車・アキュラ(ホンダ)初代NSXのその後。落札者には多数のメディアから取材殺到…登録者1,000万超えの人気YouTuberで紹介される可能性も?

現場にて引き揚げられた瞬間のアキュラ(ホンダ)初代NSX

ちなみにこちらが、アメリカ・ノースカロライナ州のヤドキン川にて引き揚げられた瞬間のアキュラ初代NSXの写真。

サルベージオークションに出品された際は、ボディに付着した泥が一部洗い落とされた状態でしたが、発見された当初はこのような形でドロッドロ。

全く新しいエンジンを搭載することはもちろんですが、そのほとんどをオーバーホールする必要がありますし、「修理するだけで一体いくらかかるんだ…」と思わせるほどに絶望的なコンディションです。

ちなみに、発見されたときメーターに表示されていた走行距離は32,000マイル(51,500km)とそこそこ走られていたようで、盗難被害を受ける前の元オーナーは普段使いするほどにお気に入りだったのかもしれませんね。

初代NSXで過走行の個体は決して珍しくなく、なかには約17年間も所有し続け、通勤からプライベートまで毎日乗り続け、エンジンも一度も故障することなく約67万km(地球 約17周分!)走り続けている方もいるほど。

それだけNSXはドライバーを魅了する特別な技術やエンジンサウンド、操作性を持つ一台なのかもしれませんね。


アメリカの川底には多くの車が眠っている可能性も?

話は変わりますが、アメリカでは過去にオレゴン州ポートランドにある川底から、1973年式のフォード・マッハ1ファストバック(Ford Mach 1 Fastback)やマツダRX-7(FB3S型?)が引き揚げられたことも。

ユーチューブチャンネルAdventures with Purposeによると、スキューバチームにて川の清掃を行っていたところ、複数個所にて不法投棄されたとみられるスクラップ車両が見つかったそうで、そのほとんどがルーフがひどく損傷していたり、窓ガラスが破れて車内に大量の泥が入り込んだりと非常に悲惨な状態に。

もしかすると、知識やリソース次第では修復することもできるのではないか?とのことで廃車せずに回収したとのことですが、そもそもこれら廃棄された理由がどういったものなのかは不明。

もしかすると詐欺集団によって廃棄されたものなのかもしれないです、盗難車であった可能性も考えられます。

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Reference:SupercarBlondie, CARSCOOPS