燃費ヤバいな…ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)で往復 約440kmの高速道路+下道インプレッション!何と実燃費はカタログ超えの「14km/L」以上
(続き)日産の新型フェアレディZ(RZ34)の高速道路インプレッション
Nissan CONNECTナビは古めだが、基本的には見やすくて使いやすい
続いて、日産の新型フェアレディZ(RZ34)のNissan CONNECTナビゲーションについてもインプレッションしていきましょう。
前回のブログでは、コネクトナビの動作が遅いことやブラックアウトするなどの不満ポイントを挙げましたが、今回高速道路にて活用してみての印象としては特に不満要素は無く満足度も高め。
タッチレスポンスは相変わらず遅く、走行中に曲名を変更することができないものの(走行中のタッチ操作は助手席に座る妻にお願いしている)、高速道路走行中のナビ画面は情報量も充実していて、ちょっとした古さが懐かしさと「こういうので良いんだよ…こういうので」と感じさせてくれる安心感があったり。
上の画像の通り、各インターチェンジ(IC)/パーキングエリア(PA)/サービスエリア(SA)の情報はもちろんのこと、各エリアの到着予想時刻や、残りの走行距離も表示されています。
トヨタは車種によって到着予想時刻が表示されないポンコツ仕様
ちなみにトヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)の新世代コネクティッドナビ対応となるディスプレイオーディオPLUSだと、各IC/PA/SAの到着予想時刻は表示されないポンコツ仕様。
ゆくゆくはOTAアップデートにて改善されるとは思いますが、このソフトウェアアップデートもいつ頃実施されるかわかりませんし、新世代なのに使い勝手から情報量まで退化しているのは論外。
Nissan CONNECTナビは、シンプルだからこそ意外と使い勝手も良い
改めてフェアレディZ(RZ34)のナビゲーションを見ていきましょう。
各IC/PA/SAの情報が不要という方には、ナビゲーションディスプレイ直下にある「現在地」の物理スイッチを押すと…
こんな感じで消すことも可能。
到着予定のインターチェンジ項目に高速料金が表示される
あとは到着予定のインターチェンジを見ていくと、高速道路料金が表示されるというのもグッドポイントですね(トヨタは表示されない)。
フル液晶メーター上でもマップ表示は可能
ちなみにフェアレディZ(RZ34)のフル液晶メーターでは、他の新型エクストレイルe-POWER(T33)や新型セレナ(New Serena, C28)と同じく、目的地設定をしていればメーター中央にマップ画面が表示されるのも便利(左下側にも到着予想時刻や目的地までの距離も表示されている)。
たまたまではありますが、マップ上の日産ディーラーのアイコンの主張がかなり強めですね。
高速道路走行時は、さすがに各IC/PA/SAの情報は出てこないですね(これはスペース上致し方ない)。
新型フェアレディZ(RZ34)の高速道路+下道燃費は、想像以上に凄かった
続いては新型フェアレディZ(RZ34)の実燃費をチェックしていきましょう。
上の画像は、日産オーナーズアプリNissan CONNCETの燃費情報より抽出したものになりますが、高速道路+下道の往復436km走らせて14.8km/Lを記録。
全く予想だにしていなかった実燃費で、あれだけ快適でパワフルに走ることができ、助手席の乗員も不満に感じることなくこれだけの燃費を実現できるのは驚き。
基本的にはクルーズコントロールでの定速走行でしたが、途中で加速を要するような場面がありながらの14.8km/Lなので、排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、おまけに19インチの極太タイヤを履かせながらこの燃費であれば十分すぎる内容です。
参考までに、新型フェアレディZ(RZ34)[9速AT]のカタログ燃費は以下の通りで、高速道路モード平均燃費をも上回る結果に。
◇WLTCモード平均燃費:10.2km/L
◇WLTC市街地モード燃費:6.6km/L
◇WLTC郊外モード燃費:10.9km/L
◇WLTC高速道路モード燃費:12.6km/L
無給油で800km以上も余裕そうだ
そしてこちらが、高速道路+下道を走らせたあとのフェアレディZ(RZ34)のメーター情報。
満タン給油後からの平均燃費は14.6km/Lで、Trip Aメーターが490.4kmに対し、航続可能距離が380kmですから、単純にこのままの燃費を維持し続ければ満タン法&無給油870kmは走行可能ということに。
まさかフェアレディZが800km以上走れるほどの低燃費モデルだとは…正直往復 約400kmほどの高速道路移動で、途中給油も覚悟していたのですが、途中給油どころ燃料残量メーターが半分より少し下というレベルだったので、これだけ走れるということがわかれば、今後も不安なく長距離移動を堪能できそうですね。
フェアレディZ(RZ34)はデートカーに相応しい一台だと思う
走りや乗り心地、車内の快適性、ナビの使い勝手、周りからの注目度、V6ツインターボモデルとは思えないほどの低燃費性能ということを考えると、フェアレディZ(RZ34)は十分デートカーに相応しい一台だと思いますが、9速ATということもあって刺激的なスポーツカーという感じではなく、ロングドライブに適したGTカーという立ち位置で見た方が良いのかもしれません。
[おまけ]新型フェアレディZ(RZ34)の昼夜のバックガイドモニター画質
最後は、多くのブログ読者の方々からリクエストを頂いていたバックガイドモニターの画質について。
明るいときだと上の通りで、いかにもアナログ入力らしい低画質な画面。
そしてこちらが夜間時。
ハレーションの影響もあって見づらいですが、全く見えないというわけではなさそうです。