新型ステップワゴン/セレナ(C28)を所有している上でトヨタ新型ヴォクシーを所有してみての再評価!工夫装備のレベルの高さ、スピーディな総合サービスは競合も敵わないな…

(続き)トヨタ新型ヴォクシーの魅力的なポイントとは?

引き続き、トヨタ新型ヴォクシーを所有してみて改めて魅力的と感じたポイントを見ていきましょう。

月額通信料無制限で「すぐに利用できる」車内Wi-Fi

続いてはT-Connectサービスの一つでもある車内Wi-Fi。

これは新型ノア/ヴォクシーというよりもトヨタのサービス全体に言えることだと思うのですが、トヨタの車内Wi-Fiは月額1,100円/月で接続通信料無制限なのはもちろんのこと、ディスプレイオーディオ経由で購入・契約した瞬間から車内Wi-Fiが活用できるんですね。

ホンダの場合も、基本的にはディスプレイオーディオ経由で車内Wi-Fiを契約すればすぐに利用可能ではあるものの、通信容量によって料金が異なるので、長距離移動&複数のデバイスを接続して一人ひとりがYouTubeなどを閲覧していたらすぐに容量オーバーで追加料金が発生してしまいます。

一方で日産の場合は、車内Wi-Fiを接続する前提として、年会費6,600円~25,520円のNissan CONNECTに契約する必要があり、ここで初めて「1日プラン:550円」「30日プラン:1,650円」「1年プラン:13,200円」の通信容量無制限の車内Wi-Fiに契約することができるため、先程のトヨタやホンダに比べると明らかに割高(おまけにNissan CONNECTはメーカーに申請してから登録完了までに最低2日以上かかるため、その場ですぐに利用できないのもデメリット)。

こういった車内Wi-Fiは、大人だけでなく子供も長距離移動や家族旅行の際には喜ばれる機能ですし、何よりも気軽ですぐに利用できるといったスピーディな対応力の高さが満足度の高さに上手く反映されるのだと思います(公式カーメディアでは、こういったデメリットを一切公開せずに「車内Wi-Fiが使える」としか報じないため、その先の具体的な内容を記載してくれないのは不親切だと思う)。

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トヨタ新型ヴォクシーは平均点以上を上手く狙ってきた優秀なオールラウンダー

以上が新型ヴォクシーの魅力的なポイントになりますが、実は乗り心地や燃費、走りにおいてはステップワゴンやセレナに比べてずば抜けて突出しているような優等生ではなく、あくまでも平均点以上を取りに来たオールラウンダーレベルではあるものの、その中で一部の技術の深堀と工夫、装備ボリュームの多さといった総合バランスの高さにおいては、他に比べると非常に高いと考えています。

あくまでも実際にミニバン3台を所有してみてのオーナー目線になるため、何の参考にもならないところも多いとは思いますが、今後これらミニバン3台を購入検討する上で少しでも参考になりましたら幸いです。

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