スバルが「あおり運転」を未然に防ぐための特許を出願!アイサイトの応用版?で「速度をもうちょっと上げなさい」「走行車線に戻りなさい」などのアドバイスもくれるようだ

あおり運転被害を受けない・起こさないための提案は大事だが…そのアドバイスを上手く実行できなければ意味がない

あとは、SNSなどでも「後ろの車に煽られた!晒してやる!」といった形であおり運転の動画を公開している方も多いですが、そういったときのツッコミどころの一つとして「ひたすらに追い越し車線を走り続ける」といった行為が見受けられたり。

そもそもあおり運転の原因を作っているのは、追い越し車線を走り続けていることかもしれないため、そのためにもスバルの技術を駆使して「走行車線が空いているどうかを判断し、車線変更を推奨する」よう提案してくれるそうです。

もちろん、こういったあおり運転を未然に防ぐような機能を設けるには、多くのデータ数が必要であり、様々なパターンを認識しておく必要があるわけですが、センサーだけでは的確なアドバイスを提供できない場合があるため、結果的にはドライバーの瞬時の判断が必要になりますし、あおり運転の被害を受けない(あおり運転の原因を作らない?)ためにも、交通ルールを再度理解しておく必要があると思うんですね。


ところで、どうしてあおり運転は起きてしまうのか?

なおスバルは、今回の特許出願の前に、スバルオーナーだけでなく様々なユーザーからアンケートを募集し、「旅行などでドライブ中、どのような状況でイライラするのか?」「あおり運転する人物は、あおり運転される人物に対して何を求めているのか?」など、様々な情報を求めているようです。

ただ、アンケート内容に基づいたデータを活用する場合と、実際に運転してみての判断に大きな乖離があることも十分予想されるため、AI技術や機械学習を駆使することにより、ドライバーが様々なシーンにおいて、どのような反応を起こし、どのような対応を行うのかをデータとして収集→スバルへと転送するなど、更に精度向上を高めるといった目的もあるのかもしれません。

この他にも、スバルはドライバーの年齢やドライバー歴などを総合的に判断した上で、ナビ案内する際は「あおり運転されにくいルート」を提案してくれるとのこと。

この他にも、ドライバーの心拍数やストレスの負荷状況?などを察知して、他人に対してあおり運転させないように交通量の少ないルートを提案するなど、様々な応用を効かせた技術を取り込む予定とのこと。

そして最後は、日本メディアJIJI.comが公開しているあおり運転に関する実態調査の記事を公開していますが、あおり運転をしたことがあるか・ないか、あおり運転をしたきっかけはなんなのか?など、具体的なアンケートをとっていて、その内容も中々に興味深いものになっています。

Q:あおり運転をしたことがあるか?
・ある:22.8%
・ない:77.2%


Q:どこであおり運転をしたか?
・一般道路:75.9%
・高速道路:24.0%


Q:あおり運転をしたきっかけは何か?
・前の車のスピードが遅かった:58.7%
・急な車線変更で前に割り込まれた:27.2%
・向こうから先にあおり運転をされた:8.5%
・急ブレーキを踏まれた:1.4%
・クラクションを鳴らされた:1.1%
・ハイビーム(パッシング)をされた:1.1%
・一車線の道路で追い越しされた:0.4%


Q:あおり運転をしたことについて、後悔しているか?
・後悔している:43.5%
・後悔していない:56.5%


Q:車間距離を詰めるなどのあおり運転をされたことがあるか?
・ある:71.6%
・ない:28.4%


Q:あおり運転に対してどう対処したか?
・道を譲った:36.7%
・何もしなかった:29.2%
・スマホやドライブレコーダーで記録した:8.7%
・路肩に停車した:8.4%
・別の道や施設に逃げ込んだ:6.8%
・あおり運転し返した:4.1%
・警察に通報した:3.5%
・相手に抗議した:2.6%


Q:ドライブレコーダーを付けているか?
・はい:61.0%
・いいえ:38.2%
・わからない:0.8%

via:JIJI.com

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Reference:CARBUZZ