フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)の後席&DOPオットマン(1脚:19,800円)の使い勝手は?注意しておきたいポイントも

(続き)日産の新型セレナ(C28)のディーラーオプション・オットマンをレビューしていこう

そしてここからは、非常に多くの方から問合せを頂いていた、日産の新型セレナ(C28)のディーラーオプション・オットマンについて。

新型セレナでは、全グレードにおいてオットマンの標準化・メーカーオプション設定が無いため、快適性という面では、ノア/ヴォクシーの快適利便パッケージ(High)や、ステップワゴンSPADA/SPADA PREMIUM LINEに比べると負けているところ。

その代わり、決してスマートではないものの、そのまま置くだけのオットマンがディーラーオプションとしてラインナップされていますが、これが1脚19,800円(税込み)のため、キャプテンシートにそれぞれ設けるとなると2脚で39,600円(税込み)とかなり高額になるんですね。

実際に私も購入しましたが、上のようにそのまま置くだけなので、見た目としては決してスマートではありません。


ディーラーオプションのオットマンはイマイチ?

足もとも決して広いものではないため、出入りするときはちょっと苦労すると思いますし、シートから出っ張るように設けられているため、靴を履いた状態だとすぐに汚れてしまいますから、子供は基本的に靴を脱ぐようにしています。

少し離してみるとこんな感じ。

シートレールに引っ掛けるなども無く、本当にそのまま置いているだけで、シートを前後にスライドするときにはそこそこ邪魔に感じることも…

オットマンについているマジックテープは、2列目シートに貼付できない

オットマンの裏面には、何やらマジックテープのようなものがあり、シートに貼付するような工夫があるそうですが…

残念ながら、e-POWER LUXIONはファブリックシートではなく合成皮革なので、マジックテープでの添付は不可能。

結果的にはこのような使い方になってしまいます。

オットマンは2段階の手動調整

ちなみにこのオットマンですが、脚を伸ばせるように角度調整も可能なのですが、基本的には手動での調整になります。

調整方法としては、オットマンの面を持ち上げて…

すると回転軸の動きにあわせて、固定用のレバーが前に出てくるので…

あとはレバーの上に、先程持ち上げたオットマンを被せれば角度調整は完了。

調整幅が2段階しかないのはちょっと残念。

オットマンを調整するとこんな感じ。

こうして見ると、かなり快適そうな2列目が出来上がりましたね。

ピクニックバッグを置くと、また別の問題が…

オットマンの使い方がわかったところで、早速新型セレナe-POWER LUXIONで往復 約420kmほど走らせたわけですが、ここで一つ問題が。

我が家では、後席に座る子供のために、道中退屈しないように飲み物やグミなどの飲食物が入ったピクニックバックを置くようにしているのですが、足もとスペースはキッツキツ。

お気づきの通り、ピクニックバックを置くとオットマンを持ち上げることができない…

これ以上後方にスライドできないため、足もとのスペースの自由もないので、オットマンを持ち上げるどころか、足もとにピクニックバッグがあるので脚の置き場が無く邪魔になってしまいましたね。

ヴォクシーやステップワゴンだと、ピクニックバッグを置いていても足もとのスペースに余裕があり、オットマンを使っても十分余裕があるので、この辺りの使い勝手ではセレナは今一つといったところでしょうか。

あくまでもディーラーオプションレビューになるため、実際に使ってみてのリアルな感想にはなりますが、このオットマンが1脚:19,800円(税込み)と高いと感じるのか安いと感じるのかは、検討しているユーザー次第だと思います(個人的にはお得には感じない)。

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