フルモデルチェンジ版・レクサス新型GXの問合せが販売店に殺到している模様。新型LX600やRXのキャンセルも相次ぎ、既存モデルの納期短縮も期待できそうだが?

今となっては新型LX600やRXは、新型LBX/GX/LMの登場でその存在を薄めつつあるが…

2023年6月9日に内外装デザインや仕様、予防安全装備Lexus Safety Sense等が先行発表され、日本市場でも2024年春頃に発表・発売予定となっている、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型GX500h/GX550。

トヨタ・ランドクルーザープラド(Toyota Land Cruisre Prado)の後継&フルモデルチェンジ版として、2023年秋~冬頃に発表予定となっている新型ランドクルーザー250の後継機種として、登場予定といわれています。

そんな新型GXですが、前回のブログでもお伝えの通り、日本市場での市販化が期待される一方でフラッグシップモデルとなる新型LX600のキャンセルが相次いでいるそうで、その多くがGXの乗り換えを検討しているとのこと。


LX600だけでなく、RX500h F SPORT Performanceなどの予約キャンセルも発生しているようだが…

今回、私がいつもお世話になっているレクサスディーラーより新たに提供頂いた情報によると、新型LX600の予約キャンセル(ディーラーからメーカーに発注をかけていない状態なのでキャンセルは可能)が相次ぐだけでなく、どうやら新型RXの最上位グレードとなるRX500h F SPORT Performanceを中心に、RXのキャンセルも相次いでいるとのこと。

その理由というのが、トヨタ/レクサス公式プレスリリースにて明らかとなったGX500hの存在があるから。

RX500hの納期がまだまだわからない状況であれば、早期納車を期待してGX500hにシフトするのも理解はできるが…

このグレードは、RX500hやTX500hにも搭載されるで排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+デュアルブーストハイブリッドがベースになっていて、燃費の向上よりもモーターアシストによるパワフル&トルクフルさを優先するハイブリッドシステム。

同じパワートレインとハイブリッドシステムを搭載するのであれば、フル液晶メーターやアクティブな走破性、何よりも最新モデルという新しもの好きのユーザーの食指を動かすモデルになるわけですから、いつ納車になるかわからないRX500hを待つよりも、GX500hに早めにシフトするのは現在の特異な状況を考えると自然な流れなのかも。

もちろん、これだけRX500hや他のシリーズのキャンセルなどが相次ぐのであれば、RX納車待ちのユーザーからすれば「納期短縮」も期待できそうなところ(確実ではないですが…)。

何だかんだで新型GXも、ディーラー独自もしくはメーカー指定の抽選販売になりそう

またその一方で、新型GXも大人気モデルになることは間違いなく、販売店もしくはRXのようなメーカー指定の抽選販売となることが予想されますから、これまた狭き門になりそうですね。

ちなみに、GXのボディサイズは全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,865mm、ホイールベース2,850mmで、車体重量が2,500kg以上になるでしょうから、8km/L~10km/Lぐらい?の燃費は容易に想像できるところです(オールテレーンタイヤを履かせたオーバートレイルグレードは更に燃費悪そう…だが、それがイイ!)。

参考までに、RX500h F SPORT Performanceのカタログ燃費は以下の通り。

WLTCモード平均燃費:14.4km/L

WLTC市街地モード燃費:11.8km/L

WLTC郊外モード燃費:14.3km/L

WLTC高速道路モード燃費:15.8km/L

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