セレナよ…君もか。フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)の納車後雑感。ナビの自車位置ズレやブラックアウトが複数発生していた

(続き)日産の新型セレナ(C28)の納車後雑感をチェックしていこう

引き続き、日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)の納車後雑感をチェックしていきましょう。

満足➀:ボディサイズが丁度良く、使い勝手も良い

本モデルが納車されて2か月以上が経過し、改めて魅力的だと感じるのはコンパクトなボディサイズ。

特に全幅1,715mmはとてもコンパクトで、先代C27のハイウェイスター(Highwaystar)から-25mmも幅狭になっているのは驚き。

ボディがコンパクトになると、後席の幅が狭くなって使い勝手が悪くなるのでは?という懸念もあるかと思いますが、後席に乗り込んでみるとその狭さを感じさせない快適さがあるので「日産もうまいこと作り込んできたなぁ」という印象。

なお2列目・3列目に関しては、3列目を跳ね上げで固定してしまうと、2列目がリクライニングできないとう問題があって不便といえば不便ですが、3列目をそのままにした状態であれば、2列目をリクライニングしても内壁の圧迫感がないので、この点は長距離移動時に重宝しているところです。

あとはマイナーロードで道幅の狭いところや、コンパクトな駐車スペースにおいても、意外とクイックに小回りが利くのも魅力的なところですし、私が他に所有するトヨタ新型ヴォクシーやホンダ新型ステップワゴンに比べても、ボディも長く感じず、車幅も大きく感じない丁度良い塩梅のサイズ感だと思います。

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満足②:実は結構乗り心地が良い

最後は乗り心地について。

個人的にミニバン御三家で乗り心地が良いと感じているのは、僅差ではありますが新型セレナ(C28)だと思っていて、特に高速道路でのリヤサスペンションの路面に対する追従性が意外に高かったんですね。

セレナのリヤサスペンションはトーションビームなので、構造上左右の車輪が横梁によって接続されていますから、このために車輪の動きが制限されてしまうというデメリットはありますし、左右の車輪が横梁を通じて繋がっていることから、どちらかが段差を踏めば反対側にもその振動が伝わってしまうという不快な面もあります。

しかしながら、セレナの場合はそういったデメリットをあまり感じさせることなく、高速道路でのちょっとした路面の変化にもシームレスに対応していて、振動や突き上げを上手く抑えているんですね(あくまでも個人的な感想です)。

この点は、先々代C26からプラットフォーム含めて受け継いできたことにる熟成度の高さもあるとは思いますが、先代以前から受け継ぐことでコストを抑えることが悪いことではなく、既存製品で更に質やレベルを上げている印象ですし、ここにハンズオフ機能付きとなるプロパイロット2.0が加わると、長距離移動も疲れが感じにくく魅力的なミニバンだと考えています。

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