レクサス新型IS500 F SPORT Performanceの不満ポイント!「LTAの機能レベルはポンコツ」「ACCの情報が少ない」「意外にエンブレは弱め」

(続き)レクサス新型IS500 F SPORT Performanceの不満ポイントをチェックしていこう

引き続き、レクサス新型IS500 F SPORT Performanceの不満ポイントをいくつかチェックしていきましょう。

レーントレーシングアシスト[LTA]はまだまだ課題アリ

続いては、新型IS500のドライビングサポートの一つであるレーントレーシングアシスト[LTA]。

この機能は、高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作支援を行うことでドライバーの運転負荷を軽減するというもの。

またレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)を使用していない場合でも、車線逸脱警報機能、車線逸脱抑制機能は作動可能なので、長距離運転時には重宝したい機能なのですが、ISの場合だと過剰に反応してしまうことが多く、走行車線の真ん中をしっかり走行していて、白線とのクリアランスが大きくても反応するのは煩わしいところ。

またその一方で、夜間時の高速道路で街灯があっても無くても、白線を上手く認識せずにLTAが反応しないことも多いため、LTAの精度云々というよりも、LTAが反応するかしないかの二極化になっているため、この点はまだまだ課題の残るポイントだと思います。


シフトダウン時のエンブレはそこまで強くなかった

最後はパドルシフトでのシフトダウン時によるエンブレについて。

IS500の場合、トランスミッションは8速ATですから、8速 → 7速 → 6速 → 5速 → 4速 → 3速の減速比は、0.685 → 0.824 → 1.000 → 1.231 → 1.464 → 1.863なので、減速比が小さいと駆動力が小さいことから、その分エンブレも弱いのは理解できるものの、それでもパドルシフトで一気に8速から3速までシフトダウンしても、期待するようなエンブレではないのが正直なところ(っというかエンブレのレスポンスが遅い?)。

比較対象は異なるとは思いますが、他に所有する日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)の9速ATだと、パドルシフトで9速 → 4速まで一気にシフトダウンしても減速力は大きく且つ早く、体にかかるGも大きいため、よりエンブレのレスポンスが早いように感じました。

エンブレに関しては、そこまで重要視するようなポイントではないと思いますが、ワインディングや高速道路を走行していると、不必要にパドルシフトによる操作をしたくなるときがあり、排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンの官能的なサウンドを聞きたくなるときもあるため(自然と7,000回転近くまで回したくなる)、そういったときのシフトダウンとエンブレムの強弱は走りを楽しむ上で大事なのかなと思ったりもします。

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