一体なぜ?アメリカ警察がランボルギーニ・アヴェンタドールを競売に出品→しかも「現金支払い」のみ。アメリカにてマツダMX-30 EVが販売終了へ
(続き)アメリカにてラインナップされているマツダMX-30 EVが、まさかの販売終了!
続いて、アメリカにてラインナップされているマツダのピュアEVクロスオーバーモデルとなるMX-30 EVが販売終了することが明らかとなりました。
これはマツダUSAの公式プレスリリースにて明らかになったものですが、現時点で具体的な理由については明らかになっていないものの、どうやらフル充電での航続可能距離が僅か160kmほどしか走れないことが影響しているのだと考えられ、おまけに価格帯が34,110ドル(日本円に換算して約480万円)と高額な割に実用的なモデルでは無かった、ということなのかもしれません。
ちなみにアメリカにて最もお手頃なピュアEVモデルといえば、シボレー・ボルトEV(Chevrolet Bolt)ですが、このモデルも間もなく最新グレードが展開される予定で、フル充電での航続可能距離が417kmとのことですから、MX-30 EVの2.6倍以上となります。
アメリカでのEVモデル生産ライン構築は、2028年以降を予定している
今回のMX-30 EVの販売終了が報道され、マツダの電動化計画はかなり危機的な状況のようにも思えますが、北米における電動化計画はここで終わりではなく、現在のフラッグシップモデルとなる新型CX-90 PHEVを提供しつつ、新型CX-70 PHEVやCX-50 HEVも後日追加ラインナップ予定となっています。
なお、マツダが北米にてピュアEVモデルの生産を行うのは2028年以降を計画しているとのことですが、その理由もEVの新工場に投資する資金がないからと認めていて、同社は現在、この地域に2つの工場を構えていますが、EVはまだ生産ラインに組み込まれる予定はないことも明らかにしています。
マツダは、既存のアーキテクチャに基づくEVモデルと、専用のEVプラットフォームに支えられたEVという2つの「さまざまなフルエレクトリック」の展開を目指しています。
アメリカでは、どのモデルがMX-30 EVの後継となるかについては何も語られていませんが、一部報道によると、トヨタが開発中の航続距離 約1,500kmのEV技術をマツダや他の日本の自動車メーカーと共有する予定で、これにより後者の航続距離の問題に対処できる可能性が高そうです。