メガスーパーカー展2023に行ってきた!日本で一番最初に納車されたブガッティ・シロンには3種類の空気圧が存在する?!デヴェルやフェニア、パガーニなどの億超えハイパーカーも

(続き)メガスーパーカー展2023にて出展された夢のスーパーカー/ハイパーカーを見ていこう

引き続き、メガスーパーカー展2023に出展されたモデルたちを見ていきましょう。

何と世界限定10台のうち5台も芝浦グループが購入したWモータース・フェニアスーパースポーツ

続いては、中東はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの新興メーカーであるWモータースが販売したフェニアスーパースポーツ(W Motors Fenyr Super Sport)。

Wモータースといえば、映画「ワイルド・スピード”スカイミッション”」にて登場した、”空飛ぶ車”でお馴染みとなるライカン・ハイパースポーツ(Lykan Hyper Sport)の後継機種。

今回メガスーパーカー展に出展されたのは、Wモータースが初回限定10台のみ販売したというローンチエディションで、1台あたり約2億円~3億円と云われていますが、何と10台中5台購入したのが芝浦グループホールディングス。

もちろん、これら5台と、このあとにご紹介するモンスターカーもニューガイアモータースが国内にて正規販売しています。

ベースとなるのは、ポルシェのチューニングブランドでお馴染みRUFで、排気量3.8L 水平対向6気筒ツインターボエンジン(最高出力802ps/最大トルク980Nm)や、7速PDKもポルシェをベースに特別にチューニングされた一台です。


メガスーパーカー展のシークレットカー!デヴェルモータース・デヴェルシックスティーン

そして最後は、メガスーパーカー展の目玉&シークレットカーとして一般展示されたデヴェルモータース・デヴェルシックスティーン(Devel Motors Devel Sixteen)。

先程のWモータース同様に、UAEドバイ発となる新興メーカー・デヴェルモータースが手掛けた「エンジン出力5,000hpを発揮する」モンスターカーをコンセプトにした一台。

まさに漫画やSF映画の世界から飛び出してきたかのような一台ですが、日本に納車されたのは排気量6.2L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力2,029ps/最大トルク1,604Nmを発揮するエントリーモデル。

スーパーカーやハイパーカー、メガカーといった様々なカテゴリーのエキゾチックカーが存在しますが、このデヴェルシックスティーンに関しては「モンスターカー」というキーワードが最も似合うスペックで、ボディサイズも日本の公道ではミスマッチともいえる全長5,298mm×全幅2,315mm×全高1,197mm。

リヤエンドは、まるでファイタージェットのような大きなエキゾーストフィニッシャーをインストールしますが、このデザインでリヤウィングレス、フィン形状のリヤディフューザーの確認ができないものの、一体どのような形でダウンフォースを発生させるのか興味深いところ。

ちなみにこのデヴェルシックスティーンが発表された背景には、デヴェルモータースCEOであるマジド/ラシド・ムハンマド・アル・アタール氏が「ドバイにはスーパーカーやハイパーカーが溢れかえっているため、それらとは異なる、そしてそれらを超えるクルマを作る必要があった」と説明。

もちろん、このモンスターカーを作り上げるには、これまでのスーパーカー/ハイパーカーの設計ノウハウはもちろんのこと、開発費を惜しげもなく投じることのできる資金力がない限り実現は難しいですし、「他とは異なるクルマを作りたい」という情熱だけで、よくここまでたどり着いたな…と驚かされるばかりです。

なおデヴェルモータースCEOは「顧客がクルマを選ぶのではありません。クルマが顧客を選ぶのです」といった名言も残していて、芝浦グループホールディングスは、ドバイを代表するデヴェルモータースに認められた唯一の日本企業ということになります。
※日本での販売価格は約10億円とのこと

メガスーパーカー展の驚きのパフォーマンス「ホールに柱が無い」

そして、今回のメガスーパーカー展で個人的に一番気になったのが、10階展示ホールに「柱が無い」ということ。

これは芝浦グループホールディングスが手掛ける建築技術の一つとのことで、「室内をむちゅう(無柱/夢中)にする」ことをコンセプトにしているそうです。

ニューガイアモータース(1階)の工場内にも潜入!

そして最後は、THE NEW GAEA BUILDING 天神北1階にて営業しているニューガイアモータースの整備工場内にお邪魔させていただくことに。

こちらの階では、スーパーカー/ハイパーカーはもちろんのこと、一般的な乗用車、軽自動車、自動二輪車といったオールジャンルの車種の整備・点検も行っていて、高度な技術を持つ整備士が常時在中しており、修理は100%自社工場にて対応しているとのこと。

こちらは極太のタイヤホイールに対応しているタイヤチェンジャー。

最大30インチまで対応していて、タイヤゴムの脱着操作も全て機械が自動で組付けてくれます。

タイヤ装着後は、バランス調整も細かく対応しているため、安心して交換依頼ができそうですね。

すり傷や小傷、フレーム修正といった板金修理も対応。

専用の塗装ラインも構築。

まさかのケンメリも?

どうやら今後はレストア事業にも力を入れていくとのことで、熟練の技術を持った職人も在中しているとのこと。

新品同様の美しさへと変貌を遂げようとしている日産フェアエディZ(S30/240Z)も。

希少な日産スカイラインGT-R R34の姿も!

以上が、ニューガイアモータースの整備工場となりますが、様々な事業を手掛け、設備投資にも力を入れている芝浦グループだからこそできることだと思います。

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