フルモデルチェンジ版・レクサス新型LX600は極上のファミリーカー?往復 約1,300km走らせての評価や不満ポイントは?子供の意見も聞いてみよう

レクサス新型LX600は、長距離で走らせてその良さが分かってくる

2023年5月に私に納車されて2か月以上が経過した、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。

過去のブログより、高速道路を中心とした往復 1,300km走行を実施し、本モデルの実燃費がどれぐらいなのか?快適装備の一つでもあるクールボックスの使い勝手の良さ、社外商品となるネオチャージWi-Fiの使い勝手などを紹介してきました。

今回は、本モデルを活用してみて(改めて感じた)不満ポイントや、長距離移動してみての体の疲れや子供からの評価、そして「ここはちょっと改善してほしかった」と思う気になるポイントをいくつかチェックしていきたいと思います。


駐車場はやっぱり不便…駐車する場所も事前に調べておく必要がある

まずは新型LX600で不便に感じたのは駐車場。

所有する以前から分かっていたことなので、「今更そんなこと言うなら車なんか買うな」と云われることも重々承知しているものの、私が一番注目したいのはソコではなく、「クルマが大きくなるからこそ(盗難リスクも含めて)、事前に駐車する場所を調べなければならない」ということ。

特に土地勘のない場所で駐車場に車を停める際は、事前に候補として挙げられるポイントをいくつか調べておく必要がありそうですが、その場所に訪問する時間帯によっては「候補の有料駐車場が満車になっている」ことも多々あるので注意。

ちなみに上の画像は、駅からすぐ近くの屋外+屋根付き駐車場で、こちらに停めた理由が、自分が事前に候補としていた駐車場が全て埋まっていたため、「どこか良いところは無いだろうか…」と探したときにたまたま空いていたので運よく停めることが出来たんですね(しかもこれまた運よく天井付の一番端っこで乗降りも楽々だった)。

真正面からみて見るとこんな感じ。

出来る限り運転席側に寄せて隣のクルマのドアパンチを避けるために駐車していますが、もうワンサイズ下のRXやNXだと、ここまで駐車場に気を使わなかっただろうなぁ…とか、成り行きで有料駐車場に停めてるんだろうなぁと思ったり。

ただその一方で、広くて駐車している車が多いところだと、その大きなサイズ感と威風堂々となる存在感のお陰ですぐに見つけることも可能なので、デメリットもあればメリットとなる部分もあってある意味バランスの取れた車だと思っています。

結局のところ、サイズ感や駐車のし易い・し辛いというのはドライバーの運転技術次第というのがありますが、根本的にオーバーサイズのクルマは駐車できないという場所が多いのは、新型LX600の一番のデメリットかもしれません(特に高層ホテルなどの地下駐車場がそれに該当する)。

高速道路でのドライビングサポートはまだまだ課題が残る?

続いては、新型LX600のドライビングサポート&予防安全装備Lexus Safety Senseについて。

アダプティブクルーズコントロール[ACC]の使い勝手については、過去のブログでもお伝えの通りで、設定速度に対して上りや下り坂の時だと±5km/hぐらいのレンジを持たせて速度調整を行っているのはグッドだと思うものの、その一方で最も気になったのはレーントレーシングアシスト[LTA]。

この機能は、高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作支援を行うことでドライバーの運転負荷を軽減するというものですが、実際に1,000km以上高速道路を走らせて気になったこととしては、運転モードによってLTAの精度が大きく異なるということ。

走行モード(ECO/NORMAL/SPORT)によるLTAの精度の違いに関しては、意図的にトヨタ/レクサスが設定しているものなのかは不明なのですが、最もLTAの反応がイマイチ(っというかあまり機能していなかった?)だったのがSPORTモードで、反対に最も機能していたのがNORMALだったんですね。

運転する距離が長ければ長くなるほど、ACCやLTAの恩恵は受けやすく、且つ車体サイズが大きく走行車線の幅のクリアランスが小さいと、LTAはより敏感に反応しそうですが、そもそもトヨタ/レクサスは走行モードでドライビングサポートの精度を変更しているのかも気になる所です。

2ページ目:新型LX600で長距離移動を走らせての乗り心地やからの疲れは?妻や子供の評価も