えっ、もう?(米)ホンダ新型アコード/CR-Vに「トランスミッションにひび割れ」の恐れがあるとしてリコール!更に日産セントラには約23.6万台の大量リコール
日産セントラに236,000台の大量リコール!その不具合原因とは?
続いて、アメリカにて販売されている日産セントラ(Nissan Sentra、別名:シルフィ)の1車種・236,000台に大量リコール。
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)のプレスリリースによると、今回対象となっている2020年~2022年モデルのセントラを対象に、ステアリングの不具合があったとして、既に5件の事故と約100件のタイロッド不具合の報告が入っているとのこと。
以前、ジープ・グランドチェロキー(Jeep Grand Cherokee)に関連したステアリングコラムのリコールがありましたが、日産セントラのリコールはそれとは異なり、タイロッドアセンブリに関するものとのこと。
具体的には、タイロッドの強度が高い入力(縁石への衝撃や大きな穴を通過するなど)に耐えられず、変形する可能性があるとのこと。
日産は、さまざまなテストを通じて部品番号D8521-6LBOAが特定の運転状況で損傷しやすい可能性があることを確認しています。
走行中にステアリング操作ができなくなるのは極めて危険
タイロッドが変形すると、ステアリングホイールの中心がずれたり、走行中にドライバーが振動を感じたりする危険性があるとのこと。
これは、2023年初めに2022年モデルのセントラを所有していたオーナーからの不具合報告により明らかになったもので、タイロッドが破損すると、最悪の場合にステアリング能力が完全に失われ、高速および低速の状況で車が制御不能になる可能性があるとのことです。
他にも、2021年以前のタイロッドリコール(NHTSAキャンペーン21V-461)に関連した5件の事故が報告されていますが、 不思議なことに、日産はこの事故が今回のセントラのリコールに関連しているかどうかについてはまだ結論を出していないとのこと。
日産は、タイロッドは通常の走行状況では十分な強度があると判断しましたが、念のため関係する可能性のある全車両をリコール届出することを決意。
対象モデルとしては、2019年11月25日~2022年3月31日までに製造されたセントラが含まれますが、最近発売されたマイナーチェンジ版・新型セントラは対象に含まれていないとのこと。
最後に改善措置については、ステアリングのアライメントや振動に問題が発生した場合、タイロッドを無料で修理するとのことですが、修理の待ち時間としては2時間半程度かかる見込みです。