マックス・フェルスタッペンがアストンマーティン・ヴァルキリーで公道走行→スピード違反の疑い有りで警察が捜査?ボルボが新型アルヴェル対抗のミニバン新型EM90のティーザー動画を公開

(続き)遂にボルボから初の量産ミニバンが登場か?!

続いて、スウェーデンの自動車メーカー・ボルボが全く新しい量産ミニバンと思われるティーザー動画を2023年8月24日に世界初公開しました。

ボルボ公式によると、今回ティーザー動画にて登場しているモデルは新型EM90というモデル名で、2023年11月12日に正式デビューすることが決定しています。

2023年初め頃、「ボルボからミニバンが登場する」といった噂が浮上していましたが、まさか本当にデビューするとは…

ボルボによると、「移動中のスカンジナビアのリビングルーム」と表現する史上初のミニバンだそうで、「あなたの人生に余裕を生み出す」と説明し、親会社である吉利汽車(Geely)の本拠地である中国での注文受付も2023年11月12日より始まる予定とのこと。

つまりは、中国市場での市販化がメイン?という考え方もできますが、やはりミニバン市場が激化している中国では、日本から販売しているトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)、レクサス新型LM350h/LM500h、そして中国の有名モデルとなる広州汽車集団の新型M8(GAC New M8)などが競合モデルになると予想されます。


新型EM90は豪華絢爛なラグジュアリーミニバンになりそうだ

ボルボによると、今回のティーザー動画をきっかけに、デビュー日までの間にさらに多くのティーザー画像や動画が公開される予定とのことですが、既に1つ目のティーザー動画から「豪華絢爛」であることは明らか。

こちらが新型EM90を上空から見たものになりますが、後部乗員用のパノラミックサンルーフと、運転席と助手席用の小さなガラスルーフ(サンルーフ?)を装備することで開放感を演出。

ミニバンモデルですから、後席用両側スライドドアは必須だと思いますが、シートレイアウトとしては3列シートもしくは2列4人乗り?を採用する可能性が高そう(中国市場をターゲットにしているなら尚更)。

ちなみにこのモデル、どうやら内燃機関やハイブリッド(HV)モデルではなく、ピュアEV(BEV)モデルとのことですが、具体的なスペックまでは不明。

同じ吉利汽車参加のZeeker 009がベースか?

そしてこのモデルは、吉利ブランドの1つであるワイルドな外観をもたらすZeekr 009に関連している可能性が高く、009のルーフがボルボEM009のルーフとほぼ同じに見えることを考慮すると、基本的なプラットフォームなどは流用している可能性も考えられそう。

こちらがZeeker 009のフロントクォータービュー。

フロントマスクはかなり個性的でアグレッシブですが、ドアハンドルやアンテナ、サイドミラーなどのディテールはEM90に近いようにも感じられます。

ちなみにZeeker 009のボディサイズは、全長5,209mm×全幅2,024mm×全高1,867mm、ホイールベース3,205mmとかなり大柄で、車体重量は2,830kgと重め。

シートレイアウトは、3列6人乗りと2列4人乗りの2種類をラインナップ。

なおプラットフォームは、ロータス・エレトレ(Lotus Eletre)やポールスター5(Polestar 5)と同じSEAプラットフォームを採用していて、デュアルモーターを搭載することによりシステム総出力534hpを発揮。

0-100km/hの加速時間は4.5秒とミニバンとは思えないほどに速く、バッテリー容量は140kWhと大きいため、フル充電でCLTCモード822kmは走行可能とのこと。

現時点では、EM90にZeeker 009と全く同じパワートレインが採用されるのかは不明ですし、中国市場以外で日本市場でも市販化されるのかは不明ですが、ボルボもグローバルモデルに特化したモデルラインナップ拡大に向けて本格化していくことになるかもしれません。

Volvo EM90 teaser (2024) Electric Premium Minivan coming soon

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Reference:CARSCOOPS, motor1.com