あれ、リークされたものと違う?(2024年)スバル新型WRX TRが世界初公開…しかし巨大リヤウィングは確認できず→その理由にWRX STIの存在も影響しているようだ

(続き)スバル新型WRX TRについてチェックしていこう

引き続き、(2024年)スバル新型WRX TRについてチェックしていきましょう。

パワートレインは従来通りだが、車内にも力を入れている模様

パワートレインに関しては、こちらも噂通り排気量2.4L 水平対向4気筒直噴ターボエンジンが継続して採用され、最高出力271hp/最大トルク350Nmを発揮、駆動方式は四輪駆動[AWD]のみとなっています。

この他の強化ポイントとしては、運転席と助手席にレカロ(RECARO)製スポーツシートを標準装備し、ブラック&グレーのウルトラスエード素材で包まれたシート表皮となっています。

高速コーナーでのサポートを強化し、どちらのシートのシートバックにもレカロ(RECARO)のロゴがエンボス加工されており、運転席には8方向の電動パワーシートを搭載しています。


なぜアメリカ市場向けは巨大リヤウィングを装着しないの?

トータルパフォーマンス面でのアップデートが期待される新型WRX TRですが、やはり最も気になるのは、なぜオーストラリア市場向けは巨大リヤウィングを装着しているのに、アメリカ市場向けは装着していないのか?ということ。

これについて、海外カーメディアmotor1.comがスバル・オブ・アメリカの広報担当であるドット・ヒル氏に問い合わせたところ、どうやら「アメリカでは、リアウイングは常にWRX STIと関連付けられており、WRX STIでのみ提供されてきました。だから、WRX TRにリヤウィングをしてしまうと、WRXとSTIとの間を濁してしまう」と語り、加えて「他の市場では、大型ウイングがWRXモデルにも提供されていることから、リヤウィング付き=WRX STIと勘違いされないように、敢えて装着していない」のだとか。

なお同氏は、他の市場では巨大リヤウイング付きのWRX TRが存在することを認めているとのことですが、具体的にどの市場にて採用されるかまでは明らかにしておらず、しかし将来的にはディーラーオプションもしくはメーカーオプションとして、リヤウィングを設定できるようなプランが設けられるかもしれないとのことです。

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Reference:motor1.com①