フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)が遂に帰ってきた!バッテリーも満タン回復し、併せて納車後6か月点検も完了

度重なるバッテリー上がり問題でディーラー入院していた新型セレナ(C28)がようやく帰ってきた

前回のブログにて、度重なるバッテリー上がりにより止む無くディーラー入院となった日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。
※バッテリー上がりの経緯やディーラー入院するまでの流れは、関連記事にまとめています

約2週間~3週間ほどの長期入院となった私の新型セレナ(C28)ですが、ようやく本モデルのバッテリーが満タン回復し、ディーラーでの調査・検証なども完了。

加えて日産ディーラーからの提案により、本モデルが2023年4月に納車されてもうすぐ半年が経過するため、併せて納車後6か月点検を(メンテナンスパックに準じて)お願いすることにしました。


セレナe-POWER LUXION(C28)のバッテリー上がりの原因は?

ディーラーから帰ってきたセレナ(C28)ですが、やはり一番気になるのは「何が原因でバッテリーが上がってしまったのか?」ということ。

実際に担当スタッフ並びに整備士の方々の説明としては以下の通り。

◇JAFから車両を受け取った後、バッテリー上がり後の電圧を計測したところ2Vと低め(本来は12Vぐらい必要)

◇バッテリーの充電量をMAXにするため、「約2日程」充電してようやくMAX

◇日産ディーラーにて、暗電流が10A近く流れるような事象は確認されなかった(結果として原因を特定できず…)

◇1週間ほど放置してバッテリー上がり → JAF応援でバッテリー復活した後に、約2時間ほど走らせていたら状況は変わっていた可能性も?

日産のe-POWER用エンジンは、あくまでもシリーズハイブリッドのバッテリーを発電するための機器になるため、オルタネーターは無し。

※オルタネーターは、バッテリーへの充電を目的とした交流発電機のことを指し、日産のエンジンの場合は制御が絡んでMAX充電しない模様

1回目のバッテリー上がりが発生 → バッテリー復帰させてからの短時間&短距離の活用は「バッテリー上がりの要因」になってしまう

そのため、12VバッテリーへはリチウムイオンバッテリーからDC/DCコンバーターを介して電圧を下げて電源を供給することになるため、従来のガソリンモデルや他社ハイブリッドシステムに比べて、僅か1時間~2時間ほどでバッテリーが回復するわけではないので、今回のように2V → MAX12Vまでフル充電するためには2日ほどかかっています。

そう考えると、外部からバッテリーを救済してくれるような社外品(例えばオプティメイト6アンプマティックとか)を常備しておくのも必要なのかもしれませんが、バッテリー上がりが発生しないためには、やはり1週間~1か月といった感覚を空けずに定期的且つ中~長距離を走らせることが重要とのこと。

バッテリー上がりを避けるためには、定期的に1時間以上エンジンをかける必要がありそう?

本件に関しては至極真っ当な回答だと思いますが、日産ディーラー側としては、できるだけバッテリー上がりを避けるためにも、「1週間に1回は、1時間~2時間ほどエンジンをかけるだけでも全くコンディションが異なる」そうで、私もできるだけ間隔を短くし、1回辺りに乗る時間を増やしていけたらと考えています。

反対に、1回の移動時間が10分~20分ほどの短い時間で、おまけに移動距離も10km未満の短距離になってしまうと、反対にバッテリーだけがどんどん消費されてしまってバッテリー上がりの要因になるとのことから、改めて取り扱いには注意したいところ。

どれもバッテリー上がりを避けるためには、当たり前に思うことだとは思いますが、他車種のように「1か月ぐらいエンジンをかけなくてもバッテリー上がりは起きない」と楽観的に考えない方が良いのかもしれません。

2ページ目:ウェルカムランプが点灯するだけでもバッテリーを大きく消費する?新型セレナ(C28)の納車後6か月点検の中身は?