ベースは一体何?ホンダ車でホンダNSXのレプリカを製作してみた!「ハマーH1のパクリ」と揶揄されたトヨタ・メガクルーザーが競売に登場
(続き)遂にトヨタ・メガクルーザーも「25年ルール」解禁により、次々アメリカのオークションに出品か?
主に陸上自衛隊向け高機動車の民生用として製造・販売された、トヨタの巨大クロカンモデルとなるメガクルーザー(Toyota Mega Cruiser)。
販売期間としては1996年~2001年と短かったものの、国内では「和製ハマー」、海外では「ハマーH1のパクリ」と揶揄されながらも高い注目を集めた一台です。
右ハンドル仕様の日本車となるため、アメリカに輸入する場合は、一部の州で採用している怪規制「25年ルール」をクリアする必要があるわけですが、既にその期間も過ぎて合法的に輸入可能 → アメリカのオークションサイトCars & Bidsでも出品されています。
予想落札価格も含め、果たして2023年11月15日の出品時点でいくらぐらいの入札額となっているのかチェックしていきましょう。
何と元々はグリーンのボディカラーだったメガクルーザー
こちらが今回、Cars & Bidsオークションにて出品されている1996年式のメガクルーザー。
これまで民間向けに製造されたのは、僅か150台未満と云われていて、日本の公道でもほとんど見かけることの無いレア車輛。
ちなみにボディカラーは、元々グリーン系(オリーブドラブ)とのことですが、どうやらホワイトカラーにペイントされ、足もとの17インチアルミホイールから社外品へと交換されているそうです。
こちらはサイドビューですが、とにかくボディが長いこと…
ボディサイズは全長5,090mm×全幅2,170mm×全高2,075mm、ホイールベース3,395mmと、日本の公道の広さに全くマッチしないサイズ感で、公共施設やスーパーなどの駐車場の駐車枠に収めることが難しいワイド感。
パワートレインは、排気量4.1L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力155hp/最大トルク382Nmを発揮、トランスミッションは4速ATのロックアップ機構付き、そして駆動方式はフルタイム四輪駆動(AWD)のみのラインナップとなります。
フロントボンネットがカウル式というのもカッコいいですね。
こうして全てのドアがオープンするメガクルーザーも、中々に珍しいのではないかと思います。
インテリアも至ってシンプル。
ファブリックシートやアフターマーケットのカロッツェリアラジオ、パワーロック&ウィンドウレバー、エアコンが装備。
その他については、Gamivitiルーフラックや24V電気システム、ブルーリフレクターヘッドライト、LEDテールライト、パワーインバーター、ETC車載器なども完備。
気になる予想落札価格は?
そしてこのセンターコンソールのデカいこと。
どれだけ太いプロペラシャフト積んでるの?と言わんばかりのワイド感ですが、車内幅もかなり広めにとられていますね。
ちなみにこのモデル、2022年5月に日本からアメリカへと輸入されたそうで、走行距離は168,700kmとそこそこ走られているものの、定期的な点検によりコンディションは抜群。
そして気になる入札価格ですが、2023年11月15日時点(残り約1日)で75,000ドル(日本円に換算して約1,130万円)とのことで、もしかすると終了直前に更に入札額も上がるかもしれません。