500万円の価格差はあるか?トヨタ新型ランドクルーザー300とレクサス新型LX600の遮音性比較インプレッション!ガラスの厚みや騒音の違いは?
(続き)トヨタ新型ランドクルーザー300とレクサス新型LX600の遮音性比較!
引き続き、トヨタ新型ランドクルーザー300とレクサス新型LX600の遮音性比較を実施していきます。
トヨタ・ランドクルーザー300とレクサスLX600のフロント・リヤガラスの厚みは?
せっかくならば、ランドクルーザー300とLX600のフロント・リヤガラスの厚みを計測していきましょう。
計測方法としては、各ガラスをノギスで測定していきます(自前のものがアナログのノギスのみだったのでご理解ください)。
ランドクルーザー300のフロント・リヤガラスの厚みを計測
まずはランドクルーザー300のフロントガラス(合わせガラス)ですが、上の画像の通り、ノギスで厚みを測定して「約4.85mm」。
続いてリヤガラス(シングルガラス)の厚みを測定していくと「約3.85mm」となりました。
フロントとリヤでは厚さが約1mmの違うんですね。
LX600のフロント・リヤガラスの厚みを計測
続いて、レクサスLX600のフロント・リヤガラスの厚みを計測していきましょう。
まずフロントガラス(合わせガラス)からですが、上の画像の通り「約5.5mm」なので、先程のランクル300の「約4.85mm」よりも更に「0.65mm」厚いことが判明。
ここに遮音性の高さの秘密がありそうです。
続いてリヤガラス(合わせガラス)ですが、こちらは「約4.4mm」なので、フロントガラスとの差は「1.1mm」ではあるものの、ランクル300の「約3.85mm」に比較すると、更に「0.55mm」厚いことがわかりますね。
両車の遮音性はどれだけ高い?騒音計で測定してみる
両車のガラスの厚みがわかったところで、ここからはようやく騒音計での遮音性評価。
ランクル300もしくはLX600のフロントダッシュボード上に、上の画像の通り騒音計を置きます。
ランクル300に置いた場合、フロントガラスを「開けた」ときと「閉じた」ときの、LX600のクラクションの音を計測。
反対に、LX600のダッシュボードに騒音計を置いたときも同様で、ランクル300のクラクションの音を計測します。
※ランクル300はシングルホーン、LX600はユーロホーンなので、こちらも動画にチェック!
[ランドクルーザー300]
➀窓開時:78.65db
②窓閉時:65db
③遮音性(①-②):13.65db
[LX600]
➀窓開時:80.35db
②窓閉時:64.4db
③遮音性(①-②):15.95db
上の一覧が騒音計での測定結果となりましたが、遮音性の高さとしては、僅かながらにLX600の方が2.35dbほど高いことがわかりました。
ただ、この結果を見て誤解しないでいただきたいのは、ランクル300の遮音性が低いというわけではなく、両車共に十分すぎるほどの遮音性を備えているということ。
どちらもレベルは高いが、やはりランクル300のコスパの良さが際立つ
そう考えると、私が購入したランクル300・ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]の総額は約900万円に対し、レクサスLX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]の総額が約1,430万円ですから、その差額が500万円もあるということ。
この差額をどのように判断するかはユーザー次第で、個人的には500万円も安く、それでいて静粛性も遮音性も大差ないつランクル300のコスパは相当に高いと考えているため、「このモデルが売れる理由がよくわかる」と感じた次第です。
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