トヨタやる気ある?2023年11月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新するも約7割が「不明」…新型プリウスやアルヴェル以降は販売店に丸投げのお粗末っぷり

(続き)トヨタの主力ラインナップモデルの納期情報をチェックしていこう

ここからは、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーでの最新納期情報をチェックしていきましょう。

新型クラウンスポーツもようやく受注停止だが…?

まずは2023年10月に発表された新型クラウンスポーツ。

これは販売エリアによりけりで、発表直後から既に受注停止になっているところもあれば、発表から1か月以上経過しても1年以内の振り分け台数分すら売れていない販売店もあったりで、とにかくバラバラ。

そのため、具体的な詳細を確認するには「最寄りのトヨタディーラーにて確認する」必要があるわけですが、私がお世話になっているトヨタディーラーではようやく1年分の受注枠が埋まったものの、これも既存顧客優先といった厳しい条件を無くし、新規顧客でも購入・契約できること、抽選ではなく先着順となったこと、更には残クレ/ディーラーローン/下取り有りだと注文が優先されるといった縛りも完全になくなった上での受注停止に。

つまり、それだけ厳しく制約を設けて販売するほど価値のある車ではなく、改めてこれまで通りのフリーな販売じゃないと売れない車であることが、今回の不調な売れ行きで明らかになったわけですね。

もちろん、中には厳しい制約を設けても即受注停止になっているディーラーもあるため、一概に同じことが言えるわけではないのですが、今後登場するような新型車で同様の販売方式が採用される場合、販売店によって売れ行きのバラつきは明確になってくるのではないかと予想されます。


新型プリウスのキャンセルが少しずつ増えている模様

続いて、2023年1月に発表・発売されて10か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(New Prius, 60系)ですが、こちらも2023年11月下旬時点で納期が1年~1年半となっていて、一部販売店によっては受注一旦停止にしているところも。

あと、当初の予定から納期が3か月~4か月ほど遅れている納車待ちのユーザーも多数いらっしゃるそうで、その関係もあって別メーカーで検討していた車両が比較的早い段階で納車可能になったため、プリウスを予約キャンセルする方も少なくないそうです。

一方でプラグインハイブリッドモデルの新型プリウスPHEVは、プリウスHEVに比べて早めに納車可能だそうで、ソーラー充電システム非装着であれば、(ディーラーによりけりではありますが…)2023年11月下旬の購入・注文で2024年6月頃の納期となるそうです。

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